陣痛待ちの不安解消!陣痛が来ない理由や陣痛を促す方法など!体験談も

【医師監修】出産予定日が近づいたり過ぎたりしても陣痛の兆候がないことがあります。そんな陣痛待ちが続くと、いつ来るのか不安になりますね。陣痛がこない理由と起こす方法を知って、できることからやってみて、陣痛待ちもリラックスして乗り切れるようにしましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 陣痛待ちって不安!陣痛を起こす方法を知りたい
  2. 陣痛の基礎知識:いつ起こる?なぜ起こる?
  3. 陣痛がこないのはなぜ?考えられる3つの理由
  4. 陣痛を起こす方法1. 運動編
  5. 陣痛を起こす方法2. マッサージ・ツボ押し編
  6. 陣痛を起こす方法3. リラックス・ジンクス編
  7. こうしたら陣痛が来た!陣痛待ち体験談
  8. 陣痛がこない場合に病院でする医療措置
  9. 陣痛待ち経験者からのアドバイス
  10. 一人の時間もあとわずか!陣痛待ちも楽しんで乗り切ろう

陣痛待ちが長いと赤ちゃんにリスクが?

陣痛が遅れて妊娠期間が長くなると赤ちゃんへのリスクが出てきます。理由の一つが胎盤で、酸素や栄養を赤ちゃんに送る胎盤の機能は妊娠38週をピークに徐々に低下するといわれていること。もう一つは羊水の減少で、子宮の中でクッションの役割をしている羊水が減少し、分娩の時にへその緒が圧迫されて赤ちゃんにとって安全でない状態となるリスクがあります。

また、赤ちゃんがお腹の中で大きくなりすぎると、難産になる可能性が。ママの膣などを傷つける恐れもでてきます。そのため陣痛を起こす措置を取る必要が出てくるのです。

医療措置が必要なのはいつから?

41週までは、特別な措置は取らずに様子を見るケースが多いでしょう。それまでは、妊婦健診でNST(ノンストレステスト)などを行うことで、赤ちゃんの心拍数と子宮の収縮状況を確認します。陣痛がこない状態で自然に陣痛が来るのを待つのは41週までなので、運動など陣痛を起こすためにママが自力で何かできるのもここまでです。


41週を過ぎると入院するケースが出てきます。陣痛を待つ場合もあれば分娩誘発を行う場合もあり、家族や妊婦さん本人の希望を聞かれるでしょう。

陣痛促進剤や帝王切開が検討される

陣痛や分娩を誘発する方法には「陣痛促進剤」という人工的に陣痛を引き起こす薬の使用があります。医師がしっかりと赤ちゃんとママの様子を見ながら投与していくので、ほとんどのケースで無事に出産できます。(※2)

ただ、子宮の収縮が強くなったり赤ちゃんを圧迫してしまったり、子宮に裂傷ができたりする可能性もゼロではありません。ほかの手段として帝王切開が検討されることもあります。

陣痛待ち経験者からのアドバイス

陣痛待ち経験者たちは、無事出産を終えた今、何を思っているのでしょうか。陣痛待ちの間はどのように過ごせばよかったと振り返っているのでしょうか。アドバイスをご紹介します。

先輩ママ

20代

前駆陣痛のようなものが来た後、やけに眠くて1日寝ていたら陣痛につながりました。後から思えば、睡眠をとっておいて本当に良かったです!陣痛待ちの間は早く生まれてほしいとイライラしましたが、産後はたいへんで「まだ妊婦でいたかった」と思ってしましました。

先輩ママ

30代

寝だめしておきましょう!寝たいときに寝られる最後のチャンスですよ。

先輩ママ

40代

ずっと一緒だった赤ちゃんがお腹から出てしまうと、うれしいけど少し寂しいんですよね。不安やイライラもあるでしょうが、妊婦生活もあと少し、楽しんでくださいね。

先輩ママ

30代

赤ちゃんは4000g近くなり41週を過ぎても陣痛がこなかったたので、医師の先生と相談して帝王切開することになりました。赤ちゃんの安全を第一に考えました。最後まで陣痛は来なかったけど、元気な赤ちゃんが生まれましたよ!

きっと皆出産前は同じようにイライラ・ドキドキしていたはず。先輩たちのアドバイスを参考に、ゆったりと構えて待ちましょう。

一人の時間もあとわずか!陣痛待ちも楽しんで乗り切ろう