新生児のうんちの回数や色|便が水っぽい時の体調は?多い/少ない時は病院に行くべき?
【医師監修】新生児の「うんちの状態」や「量」「回数」は赤ちゃんの身体の調子を教えてくれるとても重要な情報源です。赤ちゃんのうんちの回数や色などは、大人のものとは全く違います。うんちの量が急に多くなったり、少なくなったりすると不安になる方も多いでしょう。初めての経験に焦ってしまうことのないよう、新生児のうんちについての知識をしっかり入れておきましょう。
赤ちゃんのうんちは大切な情報源
新生児のうんちは「身体の具合や様々な情報の大きな手掛かり」となり、ママもしっかりと知っておくことが大切です。その中でも、赤ちゃんが誕生して一番最初に出る胎便といううんちも、非常に重要な役割を果たします。胎便をすることは赤ちゃんにとってのいちばん最初の排泄という大仕事です。
胎便についてはもちろん、成長とともに変化する赤ちゃんのうんちについて、ママもしっかりと理解しておいてあげましょう。
新生児の一番最初のうんち、胎便
胎便の元は、赤ちゃんがママのお腹の中で飲んでしまった羊水です。羊水に赤ちゃんの「産毛」や「身体の脂」「腸液」などが蓄積され、うんちとして排泄されたものが胎便です。新生児の体内の老廃物を出すとても重要な役割を持っています。誕生してからミルクなど何も口にしないうちに排泄されることもあります。
胎便の状態
胎便は見た目は海苔の佃煮のようで、黒色でべったりとしたうんちです。うんちが難しい赤ちゃんは一度では出し切れず、少ない量を数回に渡って出す場合がほとんどです。少ない量というのは小さじ1杯程度がおむつに付く程度ですが、肛門を刺激すると多めに出ます。
胎便が出る期間
赤ちゃんが生まれてから24時間以内に最初の胎便が出ます。その後は個人差がありますが、胎便は3日ほどで出し切り「移行便」と呼ばれる新生児のうんちへと変わっていきます。もし生後24時間が経過しても出ない場合や、なかなか移行便にならない場合には処置が必要になります。(※1)
胎便をちゃんと出してあげることが大切
「生後1日以内に胎便が出ない」または「3日程経っても出切らない」場合は、後々赤ちゃんに影響を及ぼしたりもします。ここでは胎便がいかに大切か、またそのリスクときちんと出してあげる方法をご紹介します。
胎便を出してあげる【胎便と新生児】
胎便は羊水が元なので、赤ちゃんが生まれるまでに飲んでいた羊水の量などによっても異なります。退院までには必ず胎便が出切るように、医師や助産師さんがチェックしてくれています。心配しすぎることはありませんが、気になるようならば相談してみましょう。
1.胎便が新生児に与える影響【新生児黄疸】
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