1歳半の食事量やスケジュールは?食べない時は?味付けや注意点も!

【医師監修】1歳半は離乳食から幼児食へと移行する時期で、食事量やスケジュールなどを改めて考えるママも多いのではないでしょうか。今回は1歳半頃の赤ちゃんの食事の目安とともに、食べてくれない時の対処法やおすすめの味付けなどを注意点も含めてご説明していきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 1歳半の食事量は?どんなものを用意する?
  2. 1歳半の食事のスケジュールは?
  3. 食べてくれない時の対処法
  4. 幼児食のスタートにおすすめの味付けは?
  5. 幼児食を進める中で注意したいポイント
  6. 楽しく食べる経験を積み重ねよう

食べたがらないお子さんの場合は、試しに二口ほどで食べ終わる量をお皿に盛りつけて出してあげましょう。お皿が空になって食べきったという達成感を味わえば、赤ちゃんの食事への意欲はアップするかもしれません。足りなくてお代わりをするという経験もいいですね。

ママもお子さんが食事やおやつを食べきったときには、意識してたくさん褒めてあげましょう。食事以外の面でも育児をしていく中でお子さんが達成感を感じる経験を多く積ませると、勉強・運動にも意欲的に取り組む子に育つ可能性が高いと言われています。

食べない時の対処法【興味を持たせる】

1歳半~2歳頃は食事をするより動いているほうが楽しいので、あまり食べないですぐに遊び始めてしまうということがあります。しかし同時に好奇心も大きく発達する時期なので、食事に興味を持つような関わり方をしていけば食べることへの意欲も出てくるかもしれません。具体的な関わり方としては次のようなことがあげられます。

●食事を作っているところを見せる
●おにぎりを握るなど簡単なお手伝いをしてもらう
●食べ物が出てくる絵本を読み聞かせる
●家族や友人と一緒に食事をする

特に家族や友人と一緒に食事をするというのは、とても大切なことです。まわりの人がおいしそうに食べている様子を見れば、赤ちゃんも自分も食べてみようかなと言う気持ちになりやすいからです。

ママもぜひ赤ちゃんと一緒に自分も食べるようにしてみてください。赤ちゃんに食べさせるだけでなくママがおいしそうに食べている姿を見せることも、幼児期の食育への1つのアプローチ方法になります。食事の時間は余裕がないということであれば、おやつの時間を活用しましょう。

マキ先生

小児科医

ちゃんと食べて欲しいあまりに、お食事のときに子供にプレッシャーを与えてしまうケースを時折見かけます。たくさん食べなくても、体重が増えなくても、どんどん減っていかない限りは大丈夫。大人になっても全然ご飯を食べないという人はいません。楽しいお食事タイムになることを心がけるといいですね。

幼児食のスタートにおすすめの味付けは?

3歳頃までの食事の経験は人の味覚を左右すると言います。離乳食や幼児食の頃はそんな味覚を育てる味付けを心がけたいですね。しかし、薄味というのはよく聞きますが、どの程度薄くすればいいのでしょうか。

ここでは味付けの基本について説明していきますが、もしレトルト食品に抵抗がなければ市販されている離乳食や幼児食を食べて参考にしたり「1歳半レシピ」で検索したレシピを真似して作ったりしてもいいですね。

1歳半おすすめの味付け【素材の味が大切】

薄味の目安は素材の味が分かる程度です。離乳食や幼児食の味付けに一番おすすめしたいのは出汁(だし)。出汁は食べ物にうま味と塩気を加えてくれるので、ぜひ活用しましょう。反対にソースやケチャップ、マヨネーズは素材の味を消してしまうことも多いので2歳頃までは使わないほうが良いようです。

また、いろいろなものを食べてほしいという気持ちからご飯やホットケーキに野菜を混ぜたレシピを取り入れるママも多いですが、混ぜることでそれぞれの素材の味を消してしまいます。1つ1つの味を感じられるような献立と併用していきましょう。

1歳半おすすめの味付け【においも大事】

それから、人がおいしいと感じるためにはにおいも大切です。味つけを濃くするよりも、においを感じられるできたてであたたかい食事を赤ちゃんには用意したいですね。

食事の油分や糖分は控えめに

油や砂糖を多く使うレシピは消化器官に負担をかけやすいため、できれば3歳位までは控えましょう(※2)。油分や糖分は依存性が高いので、離乳食や幼児食の頃から食べていると生活習慣病になるリスクが高まる可能性があります。

幼児食を進める中で注意したいポイント

出典:https://www.pinterest.jp/pin/618963542531936651/

幼児食を進めていく中で、ここまで説明してきた以外にも注意したいポイントが3つあります。

●安全面で配慮したいこと
●幼児食の献立で取り入れたいこと
●お子さんの食事のことで悩むママに意識してほしいこと

幼児食の注意【初めてのものは少量を午前中に】