1歳半の食事量やスケジュールは?食べない時は?味付けや注意点も!

【医師監修】1歳半は離乳食から幼児食へと移行する時期で、食事量やスケジュールなどを改めて考えるママも多いのではないでしょうか。今回は1歳半頃の赤ちゃんの食事の目安とともに、食べてくれない時の対処法やおすすめの味付けなどを注意点も含めてご説明していきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 1歳半の食事量は?どんなものを用意する?
  2. 1歳半の食事のスケジュールは?
  3. 食べてくれない時の対処法
  4. 幼児食のスタートにおすすめの味付けは?
  5. 幼児食を進める中で注意したいポイント
  6. 楽しく食べる経験を積み重ねよう

1歳半の食事量は?どんなものを用意する?

1歳半になった赤ちゃんが離乳食を卒業して幼児食をスタートするとなったときに、どんなものをどのくらい食べさせればいいのでしょうか。献立の参考になる目安を説明していきます。

1歳半の食事【内容のバランス】

食事を用意するにあたって最初に意識したいのは食事内容のバランスです。欧米では離乳食の時期から上の画像のような「ポーションプレート」が目安として使われることが多いようです。米・パンなどの炭水化物と肉・魚といったタンパク質がそれぞれ四分の一ずつで、野菜や果物が二分の一という割合は献立を考える上でも単純で分かりやすいですね。

農林水産省と厚生労働省が策定した食事バランスガイド(※1)では、具体的な食事のバランスが一目で分かるようになっています。日本の一般的な献立を当てはめて考えるときには、こちらを参考にすると分かりやすいかもしれません。

マキ先生

小児科医

忙しいママは毎食毎食たくさんの品目を食べさせたりバランスを考えるのはしんどいときもあります。そんなときは、少し期間を長くして1週間単位21食のなかでバランスが取れるように考えていってもいいです。

1歳半の食事【量の目安】

それでは、食事量としてはどのくらいが適しているのでしょうか。1~2歳の赤ちゃんが一日に必要とする摂取カロリーは「男の子約950kcal」「女の子約900kcal」です。成人女性は約2000kcalを必要とするため、ママが食べる量の半分弱というのが一つの目安となります。具体的な一日量の例を以下にあげるので参考にしてみてください。

●主食(穀物)ご飯茶碗1杯+食パン1枚+うどん半玉
●主菜(肉、魚、卵など)目玉焼き1個+焼き魚半分+ハンバーグ大人量の三分の一
●副菜(野菜、海藻など)具だくさんのお味噌汁+小鉢のサラダ+小鉢の野菜の煮物
●乳製品(牛乳、チーズなど)牛乳コップ半分+スライスチーズ1枚
●果物(果汁100%ジュースを含む)りんご半分+ジュースコップ1杯

1歳半の食事【食べられるもの】

幼児食が始まったら、離乳食ではチャレンジできなかったいろいろな食べ物やレシピにも挑戦していきたいですね。基本的に大人と同じ食事を薄味にしたレシピであれば、1歳半には食べられます。味付けについては後半で詳しく説明するのでそちらを参考にしてください。ただし以下の物は味付けに関係なく2歳半~3歳頃までは避けることをおすすめします。

●生魚や生卵など(消化器官や免疫機能が未熟なため)
●するめやお餅など(のどに詰まる可能性があるため)
●豆類(そのまま飲み込む可能性があるため)
●漬物や干物など(腎臓や消化器官に負担を与えるため)

1歳半の食事のスケジュールは?

よく動くようになる1歳~1歳半頃から、赤ちゃんの生活リズムは整ってきます。生活リズムを整えることは幼児期の心身の健やかな成長にもつながりますね。食事もおやつも時間を決めて食べるようにしましょう。育児日記をつけるとお子さんの生活リズムがつかみやすくなるのでおすすめです。

(育児日記については以下の記事も参考にしてみてください)

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