搾乳間隔は何時間が適切?正しい搾乳方法や母乳の保存方法のコツ・注意点も
【医師監修】搾乳の必要性やメリットをはじめ、搾乳間隔など搾乳する際のポイントや、正しいやり方を〈手〉〈手動搾乳器〉〈電動搾乳器〉など方法別に紹介します。搾乳した母乳の保存方法・期間や、量が少ない原因・対処法も解説しますので、参考にしてみてくださいね。
母乳の通り道である乳管が開通していないことが原因で、搾乳しても母乳の量が少ない場合もあります。産後から数日間は開通していないことが多くあります。授乳や搾乳を繰り返すことでしっかり開き、母乳もスムーズに出るようになるでしょう。医師や助産師に相談のうえ、乳管を開通させるマッサージを試してみるのも良いでしょう。
水分が足りていない
母乳はママの血液からつくられているので、水分不足が母乳不足の原因になることもあります。母乳育児中はママの体温も高くなり、季節を問わず汗をかきやすいので、気づかないうちに水分不足になっていることも考えられます。
少なくとも1日2リットルの水分を摂るようにしましょう。夏場や喉が渇いた時、汗をかいた時は、特に水分補給を心がけてくださいね。
血行が悪い
体の冷えや肩凝りなどが原因で血管が収縮して血行が悪くなり、血液から母乳がつくられにくくなっている場合もあります。血の巡りを良くすることで改善されるので、食事や水分補給時にも温かい物を飲んだり、マッサージをしてもらったりするのも良いでしょう。
搾乳に関するママたちの体験談!
自営業
30代前半
おっぱいはパンパンに張るのに母乳は出ず、搾乳しようにも触れるのさえ痛くて苦労しました。激痛に耐えながら助産師さんにマッサージをしてもらい、2日後には出過ぎなくらい出るようになりました。
会社員
20代後半
搾乳した母乳を冷凍保存して保育園に預けていました。最初は手で搾乳していたのですが腱鞘炎になり、電動搾乳器を購入しました。初めて搾乳器を使用した時、あまりの早さと快適さに感動したのを覚えています。
会社員
30代後半
母乳はたくさん出たのですが何度も乳腺炎になり、痛みと高熱と闘いながら授乳と搾乳を繰り返した思い出があります。乳腺炎の原因はひどい肩凝りと冷え性だと思い、湯船につかりながら搾乳をしていました。
主婦
20代後半
授乳も頑張り、搾乳のやり方も教わりましたが満足に出ず、ほぼミルクで育てています。ゴクゴク飲む赤ちゃんの姿に、パパやおじいちゃん、おばちゃんも大喜びでミルクをあげているので、こんな光景も悪くないなと思っています。
搾乳に関するママの体験談です。母乳の出る量や育児の環境も人それぞれに違います。授乳できるのはママの特権ですが、1人で頑張り続けるとママも疲れてしまいますよね。周りの人と協力しながら、搾乳もうまく取り入れてくださいね。
正しい搾乳のやり方を理解しよう!
搾乳は、正しいやり方をすれば母乳育児をしたいママにとって強い味方となる方法です。搾乳した母乳を保存しておけば母乳育児を分担でき、ママの休憩時間も確保できます。乳腺炎などのおっぱいトラブルの予防にもなるので、自分に合った搾乳方法を見つけて実践してみてくださいね。
渡邉恵里
小児科医
搾乳は時間もかかるし、同じ姿勢で疲れますよね。お母さんのストレスを取ることも母乳トラブルの対策です。ご自身のケアもしっかりされて下さい。
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