【助産師監修】妊娠後期につわり?原因や解消法は?症状はいつまで?

【医師監修】妊娠初期に起こりやすい症状として、つわりはとても有名ですね。しかし妊娠後期にも胃もたれや胸やけのような症状が現れることがあり、それは「妊娠後期つわり」といわれています。この記事では妊娠後期つわりに現れやすい症状や、その原因、解消法などを説明しましょう。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠後期にもつわりってあるの?
  2. 妊娠後期のつわりの症状とは?
  3. 現れやすい時期とは?いつまで続く?
  4. 妊娠後期のつわり…原因はこれだ!
  5. 妊娠後期のつわり解消法、試してみたいこと
  6. お腹の赤ちゃんへの影響は?
  7. 妊娠後期つわりは、赤ちゃんの成長と共に起きるもの

妊娠後期にもつわりってあるの?

妊娠時のつわりというと、妊娠初期に現れる症状をイメージする方が多いでしょう。しかし妊娠後期にもつわりが現れる方がいます。症状には個人差がありますが、半数くらいの人が妊娠後期につわりを経験しているのです。妊娠後期に入って再び胃の不快な症状や吐き気などが現れたら、それは妊娠後期のつわりかもしれません。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/720294534129609439/

妊娠初期のつわりはhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とプロゲステロンというホルモンが影響しているといわれています(※1)。しかし実はつわりの原因はまだ明確になっていません。一説によるとホルモンバランスが妊娠により変化し、主に吐き気や嘔吐などの症状が現れるようです。しかし妊娠後期のつわりは、後述しますが妊娠初期のつわりとは原因自体が違います。

妊娠後期のつわりの症状とは?

妊娠後期に見られるつわりの症状で代表的なものには、胸焼けや胃もたれが挙げられます。その他にも胃の調子が悪かったり吐き気が強かったりと様々です。(※1)

しかし妊娠初期とは起きる原因が違います。したがって同じ妊婦さんでも、妊娠初期のつわりと妊娠後期のつわりが違うこともよくあるのです。妊娠初期のつわりが酷くても、妊娠後期にも同じような症状が出るとは限りません。

妊娠後期つわりに見られる症状【胸やけ】

胸が焼けるような感じや、痛みなどの違和感を感じることもあります。みぞおちから胸の辺りがムカムカして、吐き気などに襲われる場合もあるでしょう。多くの場合は、胃にまだ食べ物が残っているうちに多くの食べ物が送り込まれ、胃酸が出すぎる食べすぎ時に起きます。その胃酸が逆流して食道などの粘膜を荒らすことで症状は酷くなるのです。

妊娠後期つわりに見られる症状【胃もたれ】

食後に胃の辺りが重くなったり、むかついたりして、酷いと吐き気や嘔吐の症状が現れます。胃の働きが低下してしまい、消化に時間がかかったり、食べ物が胃の中に留まったりしてしまうからです。胃が張ってきてゲップなどの症状が見られることもあります。

(初期のつわりの症状については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期のつわりや疲れやすさはいつまで?理由と対策は?
妊娠初期につわりの症状!吐き気の原因と対策!つわりにも種類がある?

現れやすい時期とは?いつまで続く?

妊娠後期つわりが起きやすい時期は、妊娠後期の妊娠8ヵ月目に入る頃です。個人差があるので、早い方は妊娠7ヵ月目頃から出ます。症状が起きる時間帯も人それぞれで、「空腹時」「食後」「食事のタイミング」「常に…」などという方もいるでしょう。

一方、妊娠後期のつわりが落ち着くのは、子宮内で赤ちゃんが下りてくる妊娠10ヵ月目頃です。出産が近くなれば楽になりますが、長い人だと妊娠期間が終わるまで症状が続く方もいます。