妊娠初期のつわりや疲れやすさはいつまで?理由と対策は?
【医師監修】妊娠初期に起こるつわり。妊婦さんは「つわりはどんな症状なのか」「いつまで続くんだろう」と不安に感じますよね。ここでは「つわり」を含むいろんな妊娠初期の症状が、いつまで続き、起こる理由、対策もあわせてご紹介します。
妊娠初期は体調が変化しやすい
妊娠後、妊婦さんの体にはいろんな変化が起こります。「妊娠初期」と言えば「つわり」を想像する方が多いでしょう。しかし、妊娠初期に起こる変化は、つわりだけではないのです。ここではつわりを中心に、どんな変化が起こるのか、なぜそういった変化が起こるのかを詳しくご紹介します。
妊娠初期とはいつからいつまで?
妊娠期間は3ヶ月ごとに妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期と区切られます。妊娠初期とは、妊娠4~15週(2~4ヶ月)のことを言い、流産のリスクが高い時期です。妊娠中期は妊娠16〜27週(妊娠5〜7ヶ月)、妊娠後期は妊娠28〜39週(妊娠8〜10ヶ月)のことを言います。
どんな変化が起こる?
まず基礎体温が変化します。妊娠後は高温期に入り、体温が上がります。そのため、熱っぽく思うことが増えるでしょう。続いて、つわりをはじめとする妊娠初期症状もみられるようになります。
つわりなどの妊娠初期症状は人それぞれです。「いつもより眠い」「熱っぽい」「疲れやすい」など「普段と体調が違う」と感じたら無理をしないようにしましょう。身体が変化し疲れやすい時期ですが、風邪などでの発熱は避けたいです。体調不良にも気をつけましょう。
つわりってどんなもの?
初期症状として良く耳にする「つわり」ですが、一般的に「つらい」というイメージがありますよね。つわりとはどんな症状があり、いつ頃から始まるのでしょうか。
妊娠初期の不快感の総称
「つわり」というと「吐き気」を連想する人が多いのではないでしょうか。妊娠初期の不快な症状の総称が「つわり」なのです。妊婦さんのほとんどがつわりを経験すると言われています。しかし、つわりの症状は個人差が大きく、中にはつわりが全くないまま出産に至る妊婦さんもいます。
急につわりがなくなると「赤ちゃんは育っているの?もしかして流産では?」と心配になりますよね。流産の兆候として「つわりがなくなる」こともあります。しかし、その場合は「不正出血」や「下腹部痛」が起こります。これらの症状がある場合はすぐに産婦人科を受診しましょう。
いつまでに何で気づく?ゲップが初期症状の場合も
つわりは一般的に妊娠初期5〜6週頃に現れると言われています。妊婦さんによっては4週頃から始まることもあるようです。「げっぷ」「おなら」「胃もたれ」「胸焼け」が初期症状としてあげられます。
心当たりがなく、頻繁にこれらの症状を感じた時は、つわりを疑ってみましょう。
これもつわり?つわりの症状はひとつじゃない
「つわり」と言えば、「吐き気」を連想しませんか?妊婦さんの80%が「吐き気」を経験します。(※1)しかし、吐き気以外にもいろんなつわりがあります。ここから代表的な症状をご紹介します。当てはまる症状がないか見てみましょう。「疲れやすい」「眠い」など原因不明の不調が、実はつわりだと気づくかもしれません。
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