妊娠初期につわりの症状!吐き気の原因と対策!つわりにも種類がある?
【医師監修】妊娠初期には多くの妊婦さんが吐き気を伴うつわりを経験します。「つわりの吐き気をなんとかしたい」という方も多いでしょう。そこで今回は妊娠初期のつわりによる吐き気の原因と対策、つわりの種類などについてご説明します。本記事を参考に、辛いつわりを乗り越えましょう。
目次
妊娠初期のつわりはいつから始まるの?

妊娠が分かると、喜びと同時に「つわりはいつから始まるの?」という不安に襲われる妊婦さんも多くみられます。妊娠初期のつわりは、早い方だと生理予定日の妊娠4週目から始まるでしょう。ただ、つわりが始まる時期には個人差があるものです。「もうすぐつわりが来るのでは」と意識し過ぎると、実際に吐き気などの症状が出やすくなることもあります。
妊娠初期の吐き気の原因は?

「つわりの吐き気はなぜ起こるの?」と吐き気の原因が気になっている方もいますよね。実は、つわりの吐き気を引き起こす原因や正確なメカニズムはまだ解明されていません。ここでは、現時点でつわりによる吐き気の原因として有力だとされているものについてご説明します。
(つわりの原因については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期の吐き気の原因【hCGホルモンの影響】
妊娠すると、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)と呼ばれるホルモンの分泌量が増加します。「hCGホルモンが脳の中枢に働きかけて、吐き気などのつわりを引き起こす原因になっている」というのが有力な説のひとつです。(※1)
カズヤ先生
産婦人科医
妊娠中は消化管の蠕動運動が抑制されるのに加えて、下部食道括約筋という、食道と胃の間の胃酸が逆流しないように 開いたり閉じたりする機能を持つ器官が弛緩しがちになるということも原因の一つと言われています。
妊娠初期の吐き気の原因【アレルギー反応】

妊娠初期の吐き気の原因としては「体が受精卵を異物と捉え、アレルギー反応を起こすため」というものも挙げられます。その考え方から「妊婦さんと胎児の血液型が違うとつわりや吐き気がひどくなる」などの噂も広まっていますよね。
妊娠初期の吐き気の原因【ホルモンバランスの変化】
妊娠初期には黄体ホルモンのプロゲステロンが多量に分泌され、体内のホルモンバランスが大きく変化します(※1)。「ホルモンバランスの変化が原因で自律神経が乱れ、吐き気などのつわりが起こる」という説も有力です。
妊娠初期の吐き気対策

妊娠初期のつわりによる吐き気が辛いときには「なんとかして吐き気を楽にしたい」と考えてしまいますよね。そこでここからご紹介するのが、妊娠初期の吐き気が辛いときにおすすめの対策法になります。吐き気が治まらない場合は、ぜひこちらでご紹介する方法を試してみてくださいね。
(つわりの対策については以下の記事も参考にしてみてください)