排卵日の腰痛!原因と対処法は?体験談も!ひどい痛みは卵巣癌の可能性も?

【医師監修】排卵日に腰痛で悩まされることはよくあります。また排卵日に腰痛などまったくない人もいます。どうして排卵は痛みがでるのでしょうか。そこで排卵日に起こる腰痛の原因や腰痛を和らげる方法をご紹介しましょう。またひどい腰痛の症状は卵巣癌の可能性があるかもしれません。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 排卵日とは?
  2. 排卵日の症状は?
  3. 排卵日に腰痛が起こる原因は?
  4. 排卵日の腰痛の症状を和らげる対処法
  5. 排卵日の腰痛で痛みが引かないときは医師に相談を
  6. 排卵日のひどい腰痛は卵巣癌の症状かも?
  7. 卵巣癌の症状は?
  8. 卵巣癌の検査って?
  9. 卵巣癌ってどんな病気?
  10. 卵巣癌になりやすい人って?
  11. 卵巣癌は若い女性も発症する
  12. 腰痛はがまんしないで

排卵日とは?

一般的に生理の始まる14日前後に排卵日があるといわれています。排卵とは卵巣から卵子が飛び出してくることをいい、排卵は左右の卵巣で起こります。卵子の放出は左右の卵巣で交互に起こるのではなく、ランダムに起こると考えられています(※1)。

そして生理前には「排卵期」があります。排卵期とはある排卵日の前後数日間のことで、一般的に妊娠しやすい期間といわれています。

排卵は基礎体温でわかる

なんか「排卵日は体温下がる」って言ってる人多いよね。私は下がった翌日が排卵日なんだけど…おりものが出るタイミングも、他の人と違うみたいだし。

妊活したいなら、自分の体の事をしっかり知っておくのが大切なのかもね!

排卵日を知るには毎日基礎体温を測る事が重要です。基礎体温を測ることでより正確な排卵日の予測が可能になるため、妊娠を望んでいる方ならなおさらです。排卵日は体温が低温期から高温期に移行する時期にあたります。婦人体温計を使って測るのが望ましいですが、普通の体温計でもかまいません。起きてすぐ、なるべく安静にした状態で測るようにしましょう。

(排卵と基礎体温の関係については以下の記事も参考にしてみてください)

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排卵日はおりものでわかる

おりものは透明だったり白っぽかったり、日によってさまざまな形状に変化しています。個人差はありますが、ホルモンの変化と排卵によって形状が変化するため、注意して見てみるようにしましょう。

排卵日のおりものは、透明で伸びの良い形状に変化します。逆に、生理後はおりものがどろっとしているため、おりものが少し水っぽくなってきたら排卵日が近づいている兆候です。

排卵日の症状は?

妊娠しやすい時期でもある排卵が起こる排卵日前後の症状として、腰痛や腹痛をはじめ、眠気がひどい、吐き気がする、関節が痛いなどのさまざまな体調の変化がでてきます。

排卵によるお腹の痛み

排卵によって起こる不快な症状に、腰がだるく重く感じる腰痛や、子宮の辺りがズキズキと痛むような腹痛があげられます。これは左右どちらかの卵巣から卵子が排出される準備として、卵巣の表面に炎症が起きるため。症状の程度に個人差はありますが、炎症が起きると痛みを起こす物質が放出され、排卵日は左右の卵巣全体が少しだけ腫れたような状態になります。

(排卵日の痛みについては以下の記事も参考にしてみてください)

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