新生児のおしゃぶりはいつから?効果や悪影響は?発語が遅れるって本当?

【医師監修】赤ちゃんがおしゃぶりをくわえて寝る姿は可愛らしいですね。赤ちゃんの定番でもあるおしゃぶりは「新生児には使ってもいいの?」「寝かしつけには?」「歯並びに影響は?」と疑問がいっぱいです。新生児を持つママたちに、体験談を合わせてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児にはいつからおしゃぶりをさせてもいいの?
  2. 赤ちゃんはどうしておしゃぶりするの?
  3. おしゃぶりの効果や悪影響はあるの?
  4. 赤ちゃんの発語が遅れるって本当?
  5. おしゃぶりで新生児を寝かしつけられる?
  6. デメリットだけではないおしゃぶり
  7. 新生児に与えるおしゃぶりとの上手な付き合い方

新生児にはいつからおしゃぶりをさせてもいいの?

赤ちゃんと言えばおしゃぶりですよね。「街中をすれ違うベビーカーに乗った赤ちゃん」「ママに抱っこされている赤ちゃん」「ドラマやアニメに出てくる赤ちゃん」と、みんなおしゃぶりをくわえているイメージがあります。授乳時のようにちゅぱちゅぱと口を動かし、おしゃぶりをくわえて寝る赤ちゃんはとても可愛いですよね。

「おしゃぶりはいつからさせればいいの?」「生まれたばかりの新生児に使ってもいいの?」「具体的な使い方はどうすればいいの?」「おしゃぶりを寝かしつけに使えるって本当?」新米ママさんのそんな疑問にお答えします。

新生児のおしゃぶり【タイミング】

出典:https://www.pakutaso.com/person/

新生児とは、生まれてから生後28日までの赤ちゃんを指します。おしゃぶりをいつから与えても良いのかというと、生後2ヵ月頃からです。赤ちゃんには生まれつき「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」というものがあります(※1)。原始反射のひとつで、ママのおっぱいに吸いつけるように備わっている本能です。

授乳時、誰に教えられなくとも赤ちゃんはママのおっぱいに吸いつきますよね。生後間もない生まれたての新生児でもその本能に従っておしゃぶりをくわえてくれます。赤ちゃんに積極的におしゃぶりを与えてもいいとされている期間は、この生後間もない新生児から月齢6ヵ月頃までです。

(吸啜反射、原始反射については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの原始反射とは?反射の種類・消失時期一覧!

新生児のおしゃぶり【色々な種類】

「おしゃぶりならどんなものでもいい」というわけではありません。生後間もない新生児と月齢6ヵ月の赤ちゃんでは、口の大きさも全然違いますよね。新生児には新生児用のおしゃぶりが販売されていて、赤ちゃんの月齢によって色々なおしゃぶりがあります。いつから与えるのか決まったら、赤ちゃんに合ったおしゃぶりを選んであげてください。

女性

20代

おしゃぶりっていつから使ってもいいのか悩んでたけど、お店に行ったらたくさん種類があってびっくりしたー!

かわいいおしゃぶりがたくさん販売されていて迷いますね。

新生児のおしゃぶり【使い方】

おしゃぶりの使い方は「ぐずり続けてどうしようもない」「寝ついてくれない」という時です。おしゃぶりを寝るときに与えると、驚くほどすんなり寝かしつけることができます。おしゃぶりは口にくわえるものですので、清潔に保てるよう「洗いやすいもの」や「煮沸消毒できるもの」を選びましょう。

おしゃぶりと言っても材質やメーカーでまったく違います。赤ちゃんの好みによってはくわえてくれない事もあるかもしれません。特に生後間もない新生児だと、うまく口にくわえられず外れてしまう事もありますので、おしゃぶり用のホルダーも準備しておきましょう。

赤ちゃんはどうしておしゃぶりするの?

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そもそも、赤ちゃんはなぜおしゃぶりをするのか疑問に思う事はありませんか?おしゃぶりは赤ちゃんにとって必要不可欠な存在だというわけではありません。しかし、おしゃぶりを与えずともみずから指しゃぶりを始めてしまう子もいます。

赤ちゃん・新生児がおしゃぶりを必要とする理由