妊婦のプール・海はいつからダメ?妊娠初期はいい?楽しむコツ・注意点も!

【医師監修】妊婦さんが妊娠中にいつからいつまで入っていいのか、プールや海に入る際の注意点や、楽しむコツを紹介していきます。プールや海に入る時の妊婦さんにおすすめの水着も一緒に紹介していきます。楽しむコツや注意点をおさえて臨月まで充実した妊婦生活を送りましょう。

Contents
目次
  1. 妊娠中にプール・海は入っても大丈夫?
  2. 妊婦が妊娠中にプールや海に入っていいのはいつから?妊娠初期はOK?
  3. 妊婦が妊娠中にプールや海に入れるのはいつまで?臨月はNG?
  4. 妊婦が妊娠中にプールや海に入る際の注意点
  5. 妊婦でもプールや海を楽しむためのコツ
  6. 妊婦がプールや海に入る際の水着はどんなものがいい?
  7. 妊娠中はストレス発散も大切!

妊娠中にプール・海は入っても大丈夫?

暑い夏がやってくるとプール開きや海開きのニュースを聞く機会も増えます。上のお子さんがいる家庭では、上の子とプールや海に一緒に行く機会もありますよね。

妊娠中はプールや海に入れるのでしょうか。「今年は妊婦だから入れない…」と諦めているママもいるのではないでしょうか。しかし、妊婦さんでも安定期を迎えればプールや海に入ることができるのです。

この記事では、妊婦さんがプールや海に入る際に気をつけるべきポイントやいつまで入れるかなどを紹介します。

妊婦が妊娠中にプールや海に入っていいのはいつから?妊娠初期はOK?

妊婦さんがプールや海に入っていいのはいつからなのでしょうか。一般的に大丈夫だとされているのは安定期に入る16週~と言われています。なるべくなら妊娠初期は避けましょう(※1)。妊娠初期でプールや海に入ってしまうと、まだママの体調も不安定な上に水でお腹が冷えてしまう可能性もあるので、赤ちゃんが流産してしまうなどのリスクが高くなります。

妊婦でプールや海に入るのであれば妊娠初期は避けて、安定期に入ってからにしましょう。安定期に入ったら一度、プールや海に入っても大丈夫かどうかかかりつけの医師に相談するとさらに安心ですね。

増田陽子

内科医

また、パートナーと一緒に海に入るのもオススメです。その場にパートナーがいれば、緊急の場合にも対処が早くできます。

妊婦が妊娠中にプールや海に入れるのはいつまで?臨月はNG?

プールや海に入るなら安定期に入る16週~が好ましいと紹介しましたが、入ることができる期間はいつまでなのでしょうか。

期間としては、妊娠後期まで入ることはできますが、できれば臨月を迎えたら入るのは避けた方がいいでしょう。臨月では赤ちゃんはいつ生まれてもいい状態なので、プールや海の水の中に入ってる時に破水してしまうと気付かない上に感染症のリスクも負うことになります。

ただし産科医や助産師がそばに付いて行うマタニティスイミングなどは、妊娠後期でも臨月まで行うことがあります。そういったクラスに参加する場合は医師と体調を相談しながら行うといいでしょう。

(マタニティスイミングについては以下の記事も参考にしてみてください)

マタニティスイミングとは?内容や効果・時期は?リスクは?体験談あり!

妊婦が妊娠中にプールや海に入る際の注意点

いくら安定期だからといって油断は禁物です。妊婦さんがプールや海に入る際に気をつけるべき注意点を紹介します。注意すべきポイントを押さえて妊婦さんでも安全に、またお腹の赤ちゃんとプールや海で妊娠後期まで楽しく過ごせるよう見ていきましょう。

お腹を冷やさないよう気をつける

ついつい楽しくてプールや海の中に長時間入っていてお腹が冷えてしまった、ということがないように気をつけましょう。水中には時間を決めて入り、意識的に水分補給もするように心掛けます。妊婦さんは体温も高く特に脱水症状になりやすいので、水分補給をこまめにすることも重要です。

プールや海で遊んでいて体が冷えたと感じたら温かい飲み物を飲んだりタオルでお腹を包んだりしましょう。そして体を休めます。無理は禁物です。体調管理にぐれぐれも気をつけましょう。

感染症に注意

妊娠中は感染症にもかかりやすいので、注意が必要です。皮膚病を患っていたり自分が感染していると気付かないで入っている方も中には少なからずいます。そのため水中にはさまざまな菌が存在しています(※1)。

特に風邪が治ったばかりなど免疫力が下がっていそうな時はプールや海に入るのをやめ、自分の体調管理を最優先にしましょう。

(妊娠中の感染症については以下の記事も参考にしてみてください)