排卵痛はいつ起きる?痛いけど妊娠しやすいタイミングの目安になる!?
【医師監修】排卵通の痛みに悩まされる女性は少なくありません。それでも、妊活と思えば痛みも我慢できるかもしれません。排卵痛の原因?いつ起きる?痛いけど妊娠しやすいタイミングの目安になるの!?などについて、ドクターの指摘を交えて説明します。参考にしてください。
排卵痛ってなに?
排卵期に卵子が成熟すると、黄体化ホルモンが大量に放出されるLHサージによって卵巣から卵子が排出されます。排卵痛とは、この排卵期に卵巣や下腹部付近に感じる痛みのことです。チクチク刺すような痛みや鈍痛など、痛みの感じ方には個人差があります。(※1)
(排卵については以下の記事も参考にしてください)
排卵痛はいつ起きるの?
排卵痛は具体的にいつ起きるのか、気になります。また痛みはいつからいつまで続くのか、みていきましょう。
排卵痛でいつ排卵日かが分かる?
排卵痛でいつ排卵日かが分かる?と思いがちです。しかし、排卵痛は必ずしも排卵する瞬間の痛みとは限りません。排卵痛があったからといって、その日が排卵日だとは判断してしまわないように注意してください。排卵期であることは確かなので、排卵日当日か排卵前後の状態ということは頭に入れておきましょう。
カズヤ先生
産婦人科医
痛みの主訴で排卵日を特定するということは困難です。 やはり排卵日の特定に正確なのは基礎体温の測定であり、低温相から高音相への変化を持ってして推定します。 結果としてその付近に左右下腹部痛が伴えば、排卵痛なのかな?と類推することは可能です。
いつからいつまで排卵痛は続く?
いつからいつまで排卵痛は続くのかは、個人差がありますが、排卵前・排卵日・排卵後の2~3日の間に痛みを感じる人が多いようです。また痛みの強さも人それぞれなので、全く痛みを感じない人もいれば、一瞬だけチクっと痛む人もいます。中には、何も手につかないようなひどい痛みを感じる人もいるかもしれません。
排卵痛は生理痛とは違うため、周りの理解も得られないことが多いようです。痛いときは無理せずに、なるべくゆっくりと過ごせるように心がけましょう。
(排卵痛と生理痛の違いについては以下の記事も参考にしてください)
排卵痛が起きる原因は?
排卵痛が起きる原因はいくつかあります。それに伴って起きる体調不良についても詳しく紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
排卵痛の主な原因
排卵痛の主な原因は卵巣にあります。まず排卵日前に感じるのは、卵子が成熟して大きくなり、卵巣が腫(は)れてしまうことによる痛みです。次に排卵する瞬間、排卵日ですが、成熟した卵子が卵膜を刺激することで痛みを感じてしまいます。卵胞を破って卵子が出てくるので、チクチクとした痛みを感じることがあります。
また、排卵後にも痛みを感じます。卵巣が腫れていたり、排卵による出血が起きている場合です。この出血は特に心配しなくても大丈夫です。ちなみに、卵巣は左右にあるので、排卵が起きている側に痛みを感じることになります。(※2)
排卵痛に伴う体調不良
排卵痛に伴う体調不良には、吐き気、だるさ、眠気、めまい、腰痛などがあります。これは、ホルモンバランスの変化が原因となっています。特に、ホルモンバランスの変化は腰痛やめまいを引き起こしがちです。体調不良の程度や、いつからいつまで続くかは個人差が大きいですが、これらは生理の症状と似ていることが多いようです。
(排卵痛については以下の記事も参考にしてください)
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