生理が月2回来た…病気?原因と対策は?続くと不妊症に?体験談あり

【医師監修】「生理不順でなかなか生理周期が安定しない」「月2回も生理がきた」なんてことありませんか?生理が月2回以上くるのは頻発月経と言われる月経異常の可能性があります。生理周期が短いと子宮の異常や病気が心配ですよね。今回は頻発月経の原因と対策を紹介します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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目次
  1. 生理が月2回以上くる頻発月経って?
  2. 頻発月経の症状
  3. 生理が月2回くる原因は?
  4. 生理が月2回以上くる場合の対策
  5. 生理が月2回以上くる状態が続くと不妊症になることも
  6. 生理が月2回きたときは病院に行った方がいいの?
  7. 病院での治療法
  8. 生理が月2回以上きたら放置せずにきちんと対処しよう

生理が月2回以上くる頻発月経って?

生理周期は人によって違いますが、一般的には25~38日が正常の範囲です(※1)。頻発月経は、生理周期が24日以内のものを言います。生理周期が短いとPMS(月経前症候群)の周期も短く、楽だと思う人もいるかもしれませんが、これを放置すると不妊の原因にもなるため注意が必要です。

卵巣から排卵がないことを無排卵と言います(※2)が、頻発月経の多くはこれにあたります。無排卵の生理は出血量が少ないのに期間が長く続いたり、終わったばかりなのにまた生理が始まったりなど様々です。

頻発月経は起こる原因は女性ホルモンのバランスの乱れです。女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが作られにくくなるのです。特に産後や閉経がはじまる更年期の期間は女性ホルモンのバランスが崩れやすくなるため頻発月経が起こりやすくなります。

頻発月経の症状

頻発月経の症状として、月に2回以上生理がきたり出血量が通常より多くなったりすることが挙げられます。生理期間は体内の血液量が減るため貧血になりやすくなるでしょう。貧血は酸素や栄養を送る機能が低下する原因の一つです。PMSや貧血は脳や内臓器官にも影響があるため早めに対策したいですね。

増田陽子

内科医/救急医

貧血になると免疫力も低下しますので、風邪やその他の感染症にもかかりやすくなります。

(PMSについては以下の記事も参考にしてみてください)

生理前・生理中の腰痛の原因と対処法!予防も大切!PMSや妊娠かも?
生理前の腹痛の原因と解消法!PMSや妊娠かも?見分け方は?体験談も

生理周期が短い

正常な生理周期の範囲は25~38日です。生理周期が24日以内になると無排卵となる可能性が高まります。女性ホルモンの一種である黄体ホルモンを作る周期が短くなるためです。

女性(妊活経験有)

30代

原因は分からないけど何か月か頻発月経が続いた時がありました。15日しか経っていないのに月経がくることも。病院ではストレスや疲労からくる急激な体重減少が原因と言われました。基礎体温が上がりにくくて困りました。

女性

20代

PMSが酷いので月に2回生理がくるときは本当につらかったです。病院で生活習慣の改善を促されたりストレスを減らすよう対策するように言われたりしました。

ストレスや疲労、生活習慣が原因で無排卵が続くと自力で排卵することが難しくなり、不妊の原因となるため、病院を早めに受診して対策を得るよう相談してみましょう。

毎回ではないが月2回以上生理がくる時がある

生理周期が25日の場合、たまたま月2回以上生理がくることもあります。25日あれば黄体ホルモンを作る期間は十分あると考えて問題ありません。しかし、生理が終わったばかりなのにすぐに始まる場合は、頻発月経の可能性があります(※1)。基礎体温を付けるなどしてきちんと確認しておきましょう。