排卵と生理の仕組みについて!卵子はどう関係する?
【医師監修】皆さんは排卵と生理の正確な仕組みをご存知ですか?今回は、女性として知っておくべき「排卵と生理の仕組み」「排卵・生理と卵子の関係性」についてご説明します。生理終了後から排卵、そして生理までのサイクルにおいて女性の体にはどのような変化が生じているのでしょうか?
排卵日付近には、さまざまな体の変化がみられることもあります。その代表として挙げられるのがおりものです。先ほども触れたように、おりものは排卵日が近づくと色や状態に変化がみられます。また、排卵痛と呼ばれる下腹部痛や吐き気を感じる女性も少なくありません。
(排卵日の症状については以下の記事も参考にしてみてください)
そもそも生理は何のためにあるの?
生理は毎月起こる子宮からの正常な出血である「生理的出血」のことを指します。そんな生理には下腹部痛や吐き気など不快な症状が伴うこともあり「こんなに憂鬱な生理がどうして毎月起きるの?」「生理は絶対に必要?」と疑問に感じる方も多いでしょう。そこで、ここでは生理が毎月起こる意義や、生理に伴って起きる体の変化についてご説明します。
生理は妊娠の準備の始まり
初めての生理である初潮は「赤ちゃんを産める身体になった」というサインです。また、生理が来ることは「妊娠をするための準備がきちんとできていた」という証拠でもあります。毎月起こる生理は、女性として妊娠するために欠かせないものだと言えるでしょう。ホルモンバランスを整えて、安定した生理周期を保つことが妊娠への第一歩です。
生理に伴って起きる体の変化とは?
毎月毎月生理前になると何でこんなちっさい事でイライラしちゃうのかね。毎日が疲れる。
— ともみ(ㅎㅎ)♡ (@tomokey22) November 30, 2018
生理周期の各時期には、エストロゲンやプロゲステロンの分泌量によってさまざまな体の変化がみられます。生理が近づくと、増加するプロゲステロンの影響で胸の痛みや頭痛、吐き気といった体の不調が起こる女性も少なくありません。また、精神面に影響が及ぶこともあり「イライラを抑えられない」「突然涙もろくなる」という症状がみられるケースもあります。
(生理前の体の不調については以下の記事も参考にしてみてください)
排卵後の卵子はどうなる?生理との関係は?
ここまで排卵や生理が起こるサイクルの仕組みや、排卵・生理がどういったものであるかをご説明してきました。そして、最後にご説明するのは「排卵後の卵子がどうなっていくか」「卵子と生理にはどんな繋がりがあるのか」といった排卵・生理と卵子との関係性についてです。
排卵後の卵子には寿命がある
卵子の寿命は短い方で6時間、長い方で24時間・・・精子の寿命は卵子よりも長く、短い方でも2日、長い方で5日だと言われています。
— 妊娠線予防ワンポイントまとめ (@ninshinsenyobou) October 2, 2017
卵巣から排出された卵子は、受精していない状態でいると徐々に退化していきます。つまり「卵子には寿命がある」ということです。卵子の寿命は短く、排卵後およそ12~24時間以内だと考えられています。「妊娠しやすい日は排卵予定日の前後1日」だと言われるのはそのためです。
また、精子の寿命はおよそ72時間だと考えられています。妊活中の方は、卵子と精子の寿命の違いについても理解しておくと良いでしょう。そして卵子と精子が結合すると受精卵になり、受精卵は着床に向けて子宮へ移動を始めます。
(妊娠しやすい日については以下の記事も参考にしてみてください)
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