生理前の胸の張り!原因と対処法は?PMSや妊娠可能性も?体験談も
【医師監修】生理前になると胸の張りが出てくることはありませんか?生理前の胸の張りはPMS(月経前症候群)の症状のひとつでもあります。生理前の胸の張りの症状を体験談とともにご紹介します。原因と対処法を理解して体調を整えていきましょう。
生理前の胸の張りの原因は?
女性の皆さんは生理前から生理中にかけて胸の張りを感じたことはありますか。ひどい時には痛みを感じることもあるという方もいるかもしれませんね。いつまでも不調が続いて、うんざりしている方も多いのではないでしょうか。
女性は周期によって身体が変化するようにできています。これには女性ホルモンが大きく関わっているのです。プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用や身体への影響を知り、体調の変化と上手に付き合っていきましょう。(※1)
生理前におこる胸の張りはプロゲステロン(女性ホルモン)が原因
女性の身体は排卵日を過ぎると、体温が上昇し高温期に入ります。そして卵巣から卵子が排卵されると卵黄体ホルモンが分泌され、妊娠に向けて準備が始まるのです。そのため身体は水分を溜め込みやすくなります。「むくみ」「眠気がおさまらない」などの症状も、ホルモンによるものです。
生理前に胸が張るという症状は、ホルモンの刺激やむくみなどによって引き起こされていると考えられています。(※1)
リエ先生
産婦人科医
生理前の胸の張りは女性ホルモンであるプロゲステロンの影響です。プロゲステロンは妊娠しても増えるため、妊娠すると胸が張るのはそのためです。
生理前の胸の張りはPMS(月経前症候群)の症状のひとつ
生理前に感じる不快な症状は、まとめてPMS(月経前症候群)と言われています。PMSは病気ではないと考えられているため、基本的に治療は行いません。
PMSで感じる症状には個人差がありますが、そのひとつに胸が張るという症状もあります。生理前に胸が張ると感じたなら、PMSの可能性を考えてみましょう。(※2)
(生理前に胸が張る症状については以下の記事も参考にしてみてください)
PMS(月経前症候群)の症状とは?
PMSの症状は人によって様々です。排卵後すぐに症状が出る人もいれば、排卵してしばらく経ってから、症状が出始める人もいます。プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され始めるタイミングは個人差があるため、PMSの症状の出方にも個人差が現れるのです。
症状の重さにも個人差があります。「少し胸が張る」「胸に触れるだけで痛い」など、症状の重さは人によって大きく違ってくるのです。
からだの変化
PMSの身体に出る症状でもっとも多いものは、「腹痛」「胸が張る」「腰痛」などです。他にも「頭痛」「めまい」「食欲の増進または減退」「肩こり」「便秘」など様々な症状があります。このようにPMSには個人差があり、PMSの症状や痛みの程度、いつまでPMSの症状が続くのかも人によって異なります。(※2)
リエ先生
産婦人科医
PMSによる胸の張りは漢方薬やピルを服用することで軽くなることがあります。症状がひどい場合には病院で相談しましょう。
こころの変化
生理前だってわかってるけどしんどいし泣くしイライラするしやたら落ち込むし死にたくなるしでどうしたらいいんだ
— 姉さん (@Hirametan) November 12, 2018
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