妊娠10ヶ月は臨月の始まり!おすすめの過ごし方や注意点は?体験談も

【医師監修】いよいよ妊娠10ヶ月臨月に入りました。妊娠生活最後の1ヶ月を快適に過ごせるよう、臨月の過ごし方や気をつけるべきことなどを紹介していきます。妊娠10ヵ月、臨月のおすすめの過ごし方や注意点を、先輩ママさん達の意見も参考に見ていきましょう。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠10ヶ月、臨月の始まり!
  2. 妊娠10ヶ月臨月おすすめの過ごし方と注意点
  3. 妊娠10ヶ月臨月は外食しても大丈夫?
  4. 妊娠10ヶ月臨月はイライラしがち
  5. 上手にストレス解消しましょう!
  6. 先輩ママのストレス解消法
  7. 妊娠10ヶ月臨月のうちにやっておくべきことは?
  8. 赤ちゃんを迎える用意はできていますか?
  9. 先輩ママの妊娠10ヶ月臨月の過ごし方
  10. 妊娠期間もいよいよ終盤!臨月を楽しく過ごしましょう!

妊娠10ヶ月、臨月では陣痛や破水の可能性が高くなります。何かあったときにすぐ病院に行けるよう、遠方へのお出かけは控えましょう。万が一の時に備えて、病院までの移動手段などをを考えてからお出かけするということも大切です。

妊婦検診で子宮口が開きかけていると言われたり、お腹が張りやすくなったりしている場合は徒歩圏内でのお出かけや外食にとどめておきましょう。臨月は疲れやすい期間でもあるので、あまり長時間のお出かけにならないように注意してください。お腹が激しく痛む時や多量出血、頭痛やめまいなどがあるときはすぐに病院に連絡しましょう。(※1)

(妊娠中の旅行記や飛行機の搭乗についてはこちらの記事も参考にしてみてください)

妊娠初期に飛行機は大丈夫?放射線の影響がある?海外旅行は要注意!
妊婦は飛行機に乗って大丈夫?いつまで?影響はある?時期別の注意点も!

臨月のおすすめの過ごし方【お出かけでの必需品】

出典:https://www.pinterest.jp/pin/259590366005839310/

妊娠10ヶ月、臨月の時だけではなく、妊娠期間中は母子手帳は必ず携帯しましょう。外出時の突然の破水に備えて夜用の生理ナプキンやバスタオル、45Lのゴミ袋は役に立つのでおすすめです。ゴミ袋を座席に敷いて座ると座席を汚さず乗れるので、タクシーでも安心ですね。

先輩ママ

30代

出産ギリギリまで働いてた時に、職場でいきなり破水してびっくり。すごく焦ったけど、家から持ってきていたバスタオルと職場にあった45Lゴミ袋をタクシーの座席に敷いてもらえたおかげですぐ病院に行けました。準備しておいて本当によかった!

臨月にはいつ何が起こるのか予測することはできません。多少荷物が多くなってしまっても、万が一に備えてさまざまな準備をしておきましょう。

妊娠10ヶ月臨月は外食しても大丈夫?

赤ちゃんが産まれた後はしばらくの間、外食はもちろんゆっくり食事をする時間が取れないことも多くなります。赤ちゃんが生まれる前にゆっくり食事を楽しんでおきたい、そんなママたちも多いですよね。ここではどんな食べ物に気を付けたら良いのか紹介していきます。

妊娠10ヶ月臨月に気を付けた方が良い食べ物【トキソプラズマ】

トキソプラズマは単細胞の原虫です。主に生肉、ローストビーフや生ハム、馬刺し、鳥刺しなどに多く見られます。生で食べることは避け、肉の中心部まで加熱されちゃんと火が通っているか確認してから食べましょう。トキソプラズマは健康な人が感染しても問題にはなりません。

妊婦さんは抵抗力が弱いため、感染しやすい傾向にあります。また妊婦さんに感染した場合、胎盤を通して胎児にまで感染してしまう可能性も。胎児がトキソプラズマに感染すると、流産や目や脳などに障害が出てしまう恐れがあるため、妊娠中に生ハムや生肉などを食べるのは控えてください。

増田陽子

内科医

日本では臨月になる前に、トキソプラズマ抗体検査をする病院も多いため、既にされている方はそこまで心配されなくても大丈夫です。

妊娠10ヶ月臨月に気を付けた方が良い食べ物【リステリア食中毒】

リステリア・モノサイトゲネス(リステリア)は自然界に広く分布しています。日本ではリステリアによる食中毒の報告はありませんが、リステリアに汚染されたナチュラルチーズの摂食による健康障害の集団事例が報告されています。リステリアは加熱により死滅しますが、4℃以下の低温や食塩濃度が12%でも増殖する細菌です。

健康な人は大量のリステリアが体内に入らないと発症しないので、賞味期限や保存方法を守っていれば食中毒に至らないことがほとんどです。感染した場合には、倦怠感、発熱などの症状が出ます。しっかり加熱した食品を摂取すること、生肉、未殺菌乳を原料とするナチュラルチーズなどを避け冷蔵庫を過信しないことが重要です。

増田陽子

内科医

どうしてもチーズが好きな方はグリルしたチーズを食べるなどするといいでしょう。これらの病原菌は熱に弱いのが特徴です。

妊娠10ヶ月臨月に気を付けた方が良い食べ物【動物由来のビタミンA(レチノール)】

うなぎやレバーは栄養価が高く健康に良いと思われますが、妊娠中はあまり食べない方が良いと言われています。動物由来の食品に含まれているビタミンAの一種、レチノールという成分が健康被害の原因になることがあるからです。

妊娠中にレチノールを大量摂取すると、胎児が先天異常や奇形などの障害を持つ可能性が上がるといわれています。またレチノールは体外に排出されにくい性質があるので注意が必要です。植物由来のビタミンAであるβカロテンの摂取は何ら問題はないので、ウナギやレバーは控え緑黄色野菜を食べるようにしましょう。(※2)

妊娠10ヶ月臨月のうちにゆったりと食事しましょう!