出産の兆候11選!腰痛や頻尿も関係する?お腹の張りも?
【医師監修】出産が近づくと、妊婦さんの体にはさまざまな兆候が表れます。これは、赤ちゃんが骨盤の方へ下がってきていることなどが理由で起こるもので、腰痛や頻尿、お腹の張りなどの症状があるでしょう。このような出産間近の兆候11個とともに、出産当日に現れる兆候をご紹介します。
臨月のお腹の張りは問題ない?

臨月のお腹の張りは出産準備のひとつともいえ、出産間近の時期にはよくあること。基本的には心配のないことのほうが多いです。苦しく感じる場合は横になるなどして安静にしていれば、それほどの時間もかからずに次第におさまっていくでしょう。
ただし、注意したい張りもあります。たとえば激しい痛みを伴ったり、お腹がカチカチになるような張りが長く続いたり、出血があったりする場合は、絨毛膜羊膜炎や常位胎盤早期剥離などの異常が起きているおそれもあります。病院に相談しましょう。

また、破水やおしるし、規則的な痛みやお腹の張りが10分間間隔で起きてだんだん強くなっていく場合には、本格的な陣痛が始まり子宮口が開きだした可能性もあります。すみやかに産婦人科に連絡して指示を仰ぎましょう。
出産間近の兆候4.便秘

便秘も出産間近の兆候のひとつです。妊婦さんの体は、出産に向けて活発化した黄体ホルモンの影響で水分をため込みやすくなっています。そのため便からも水分が奪われて、便秘になりやすくなるのです。さらに、赤ちゃんとともに大きくなった子宮が出産間近に骨盤内へと下がってくるため、腸を圧迫し便が通りにくくなることも便秘の一因となるでしょう。
カズヤ先生
産婦人科
便秘は妊娠中、全期間を通して妊婦さんを悩ませるものです。
初期から中期では切迫症状を誘発することもあり、産婦人科医は頻回に検診で妊婦さんに便は出ていますか?などの質問をすることがあります。
妊娠中に使用できる下剤は多種ありますので、遠慮せず相談するようにしてください。
臨月の便秘への対策
まずは水分補給をしっかり行い、食物繊維が豊富な野菜や果物を積極的に摂取するなど、食生活を工夫して便秘対策を行いましょう(※3)。
以下は厚労省「妊産婦のための食生活指針」で推奨されている副菜のメニューです。毎日の食事に上手に取り入れて、便秘解消に役立ててください(※4)。
●春菊のゴマ和え
●茹でブロッコリー
●かぼちゃの煮物
●きんぴらごぼう
●ポテトサラダ
●みかん(1こ)・りんごや梨(半分)・ぶどう(半房)

それでも解消しない場合は、産婦人科に相談すれば薬を処方してもらうこともできます。くれぐれも自己判断で市販薬などを飲むようなことはしないでください。
(臨月の便秘については、以下の記事も参考にしてみてください)
出産間近の兆候5.下痢

出産間近の兆候として、便秘だけでなく下痢になることも少なくありません。出産の準備で分泌されるホルモンは、臨月に入るとそのバランスが変化し、腸の機能にも影響を与えます。そのため便秘だけでなく下痢になることもあるのです。また、骨盤の方へと下がってきた赤ちゃんによって腸が圧迫されることも、下痢になりやすい原因といわれています。
Recommended
おすすめ記事
授乳中のカフェイン摂取は本当にダメ?影響と対策を徹底解説!
授乳中のママへ贈る、カフェインレスコーヒー&ティーおすすめガイド
【夢占い】妊娠する夢の意味とは?何かの警告なのか?その対策とは?
【夢占い】妊娠する夢の意味と心理:状況、感情、登場人物から徹底解剖
妊娠中の性行為はNG?気になる疑問を徹底解説!
妊娠中に心と体を満たすプレゼント5選:本当に喜ばれるギフト選び
さまざまなサインがわかる!!妊娠中のおりものの目安について
【妊娠中のお腹の張りの不安について】原因と対策ーリラックスグッズ3選
【ほっこり】石原さとみ、日本アカデミー賞で“美しすぎるママ”姿を披露
【祝】辻希美さん5人目を妊娠!ママとしての強さと優しさに注目