縁切り榎の効果強すぎ…！絶縁できる参拝方法や絵馬の書き方！注意点も！

東京都板橋区にある「縁切り榎」は元々は旗本の武家屋敷の庭の生垣に植えられた榎（えのき）と槻（つき）が発端でした。語呂合わせで「えんつき」「縁尽き」となり、やがて榎だけが残り、「縁切り榎」と呼ばれるようになりました。

女性の方からは決して離縁を言い出すことが許されなかった江戸時代に、多くの女性が「縁切り榎」のご利益を信じて民間信仰として、榎の樹皮を剥ぎ、別れたい相手に煎じて飲ませると縁切りの効果があると願掛けを実行したのでしょう。実際に縁切りのご利益があったという多くの口コミが広がって行きました。

やがて「縁切り榎」は武家屋敷の通りを挟んだ向かい側に祀られた大六天神社のご神木として崇められることになりました。縁切りと聞くと呪いや怨念が渦巻いているイメージがありますが、「縁切り榎」の周辺の空気は清らかで浄化力の高い空間となっています。この強い浄化力が悪縁を絶つ効果があるのかもしれませんね。

現在の「縁切り榎」は3代目で、初代は明治時代の大火で焼け落ちてしまいました。2代目も昭和40年代に切り落とされて、その一部がコンクリートに固められた状態で残されています。

お参りの効果があり、効いたとの口コミを頼ってお参りする多くの人から樹皮を剥がされ続けた「縁切り榎」は、樹勢が弱りやがて枯れてしまったのでしょう。現在の3代目は樹皮を剥ぐことは禁止されています。

「縁切り榎」は東京都板橋区本町にあり、境内は10人も入れないくらい狭い場所です。都営地下鉄三田線の板橋本町駅で下車し、1番出口から右に曲がって交差点の方へ進みましょう。さらに交差点を右折し、環七通りを250mほど進むと縁切り榎前の交差点が見えてきます。この交差点の左側にあるマンションの隣が「縁切り榎」です。

効果的にご利益を得るための神社の参拝方法は、最初に鳥居をくぐり、まずは、御手洗場で手を清めます。拝殿の前に立つとお賽銭を賽銭箱に丁寧に納め、鈴を鳴らして邪気を払い神様を呼び出します。そして二拝二拍手一拝の作法でご挨拶のあと、願い事を唱えます。

「縁切り榎」にお参りする際も作法は一般的は神社での参拝方法と同じですが、「縁切り榎」ならではの参拝時の注意点をご紹介しましょう。

「縁切り榎」には、基本的に24時間いつでもお参りすることができます。「縁切り榎」のご利益を得るための注意点として、境内には社務所がないため、取り扱いをしている近所の蕎麦屋、美容院、生花店などでストラップとセットになった絵馬を手に入れておくことが重要です。各店舗の営業時間やお休みの日はネットや掲示板で確認しておいたほうがよいでしょう。