足元を見るの意味・類語・例文は?足元を見てくる人の特徴や対処法も!
足元を見るという慣用句の意味や語源、類語、対義語をお教えするとともに足元を見る人の特徴や、性格・心理はたまた長所&短所や対処法などをご紹介しましょう。それから番外編として、足元を見てくる人から受けた"えげつない実体験"など、みんなの体験談もご紹介します。
足元を見るとは
足元を見ると聞くとみなさんはどんな場面を思い浮かべるでしょうか?足元を見て何かないかと確認する人もいるかもしれませんが、この言葉は慣用句からきています。では足元を見るについて語源や意味また類語や対義語等や足元を見る人の心理などをご紹介していきます。
足元を見るの語源
足元を見るという慣用句の語源は文字通り足元からきています。どんな場面か想像してみてください。昔の日本人は歩くことが当たり前でした。用事がある時はたとえどんなに遠くても歩いて行きました。何か乗り物に乗っていくなどという事はとても考えられませんでした。そのため行く先の街道筋や宿場町には短い行程で旅人を運ぶ駕籠(かご)かきや馬方がいました。
彼らの駕籠代や馬子代はその場の交渉で決められていました。駕籠かきも馬方もやって来た旅人の歩き方を見て疲れ具合を計りました。特に女性客は旅慣れないので余計に疲れたでしょう。そのため旅人は少しでも楽ができればと多少高い駕籠代でも仕方なく払いました。それが足元を見るの語源となっています。
足元を見る意味
足元を見ると書きましたが、他にも足下を見るまた足許を見ると書かれることもあります。現在では検索するとほとんど足元でヒットしますが、他の二つも間違いではありません。足許と書くのは「立場」という意味を表します。しかしこの足許と書くものは現在は常用外になり使われません。
もう一つの足下を見ると書く字は文字通り「足の下」を見ることで、その人の状態ですとか生活状況が分かるという意味もあります。その人の履いている靴の状態でその人の生活がどういったものか判断し態度を変える人のことをいいます。そこからこの慣用句の語源は来ています。
足元を見るを使った例文は
足元を見るを使った例文をご紹介しましょう。例えばあなたがひどく困っている時に友人に助けを求めたとします。その時友人が何も見返りを求めず助けてくれたとしたらこの言葉は使いません。ところがこの時とばかりにあなたに不利な条件を突き付けてきたとしたら「あいつは俺の足元を見てふっかけてきた」というような例文になります。
実は足元を見るという慣用句は相手の弱みに付け込む言動や相手を下に見る場面などに使われます。他の例文をあげますと「私がどうしても欲しいと話したら足元を見て値を上げてきたよ」「人の足元を見るようなやり方は感心しないな」などと使います。これらの例文を見る限り足元を見るという言葉はあまり良い場面で使われる言葉ではありません。
足元を見るの類語
例文の項目でも触れましましたが足元を見るというのは語源からしても、相手に弱みがあったり後ろめたい気持ちがあった場面などで使われます。日常的にもそういった場面は多々あります。それでは足元を見るの類語はどういったものがあるでしょうか。
類語とは元の言葉と似た意味を持つ言葉の事です。ですから足元を見るという事は相手の弱みを利用するという意味になります。その言動の類語をあげるとすれば「弱みに付け込む」や「弱点に付け入る」また「痛いところをつかれる」などが類語としてあげられます。
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