枝毛・切れ毛とは？原因は？効果的な対策＆予防法！正しいケアで美髪をゲット！

ドライヤーの熱によって髪が傷むからといって、お風呂上がりに自然乾燥をしていませんか？夏場はドライヤーをかけるだけで汗もかきますし、疲れているときはついそのまま寝てしまいたくなりますよね。

しかし、髪の毛の自然乾燥も枝毛や切れ毛を引き起こす原因となります。シャンプー後の濡れたままの髪の毛は、キューティクルが開いた状態です。そのままの状態で寝ると、枕との摩擦によってダメージを引き起こします。また、濡れたままだと雑菌が繁殖しやすく、髪の毛の嫌なニオイの元となります。

髪の毛に対する摩擦や静電気も枝毛や切れ毛の原因のひとつです。就寝中の枕との摩擦によってキューティクルは剥がれやすくなります。襟足が特に痛んでいる人は、寝ているときの摩擦が原因として考えられます。また、髪の毛が濡れたままでのブラッシングも、キューティクルが開いている状態のため、髪にダメージを与えます。

静電気は乾いた髪をブラッシングすると起こります。プラスチック性のブラシは価格も手頃で、丸洗いできるなど、手入れが簡単です。しかし、静電気を起こしやすいのも事実です。獣毛や木製のものであれば、静電気が起きにくく、地肌への刺激も優しいものがあります。毎日使うブラシこそ、ダメージの少ないものを選びましょう。

紫外線というと、顔や身体の日焼けをイメージしますよね。しかし、髪の毛も紫外線の影響を受けやすく、枝毛や切れ毛の原因にもなるのです。紫外線の影響は、髪の毛そのものへの影響と地肌への影響があります。

髪そのものへの影響は、キューティクルが剥がれやすくなることです。キューティクルはMEAと呼ばれる脂質に覆われています。紫外線を浴び続けると、そのMEAが失われ、キューティクル同士の結びつきが弱くなってしまうのです。また、地肌への影響は、紫外線を浴びることで頭皮が乾燥し、髪の毛へ栄養が行き渡りにくくなることです。

（髪の保湿ケアについては以下の記事も参考にしてみてください）

ストレスや栄養不足、睡眠不足も髪の発育に影響を与えます。ストレスを抱えると、頭皮の血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が悪くなることで、毛根に栄養が行き渡らなくなり、健康な髪が生えにくくなります。また、免疫力の低下を引き起こすと、自律神経の乱れやホルモンバランスが崩れ、本来の髪の発育ができなくなることもあります。

睡眠不足になるということは、成長ホルモンの分泌を妨げることです。成長ホルモンの分泌は眠ってから3時間後が1番多くなります。そして、毛母細胞という地肌や毛根に栄養を与える細胞へ働きかける作用があり、地肌や髪の毛の修復を行ってくれるのです。髪の毛や肌のためにも、質の良い睡眠をとるように心がけましょう。

枝毛、切れ毛にはカラーやパーマ、熱などの直接的なダメージだけではなく、生活習慣も影響するというのはびっくりですね。綺麗で健康な髪を育むために、枝毛や切れ毛の対策と予防法を見ていきましょう。

ダメージのない健やかな髪を育てるために、髪の毛だけでなく頭皮を洗うことが大切です。いきなり、シャンプーで髪の毛を洗うのではなく、シャンプー前の予洗いをすることで毛穴の汚れを除去することができます。

はじめに、頭皮の血行促進と皮脂や汚れを浮かすために、乾いた状態で頭皮をブラッシングしましょう。次に、髪の根本にシャワーを当てて、地肌をしっかりと予洗いをします。この時に、地肌を揉むように洗ってあげてください。こめかみや耳の後ろ、襟足などは髪の毛が密集しているため、念入りに洗うと良いでしょう。その後のシャンプーの泡立ちが良くなります。