妊娠後期はとても眠い!眠気が昼間も続くのはなぜ?原因と対処法!

【医師監修】妊娠後期に眠いという人は多く、昼間でも急に眠気に襲われて横になるなんてことも。しっかり夜寝ていても日中眠くなってしまうと仕事や家事に支障が出てしまいますよね。なぜ妊娠後期は眠いのか、その原因と眠気が襲ってきた時の対処法などを解説していきます。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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目次
  1. 妊娠後期に変化するホルモンは眠気にも影響?
  2. 妊娠後期は眠気が昼間も続く
  3. 妊娠後期身体の変化からの眠気も
  4. 妊娠後期の眠気の対処法って?
  5. 妊娠後期の眠気には規則正しい生活が大切
  6. 妊娠後期に眠気を感じるときの注意点
  7. 妊娠後期に眠い時には無理せず身体を第一に考えて
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妊娠後期に変化するホルモンは眠気にも影響?

妊娠中、体内ではホルモンの分泌量が変わってきます。妊娠初期は眠気を感じるホルモン「プロゲステロン」が分泌されいつも眠い状態が続きますが、妊娠中期から後期には「エストロゲン」の分泌量が増加。エストロゲンは眠気を抑えるホルモンで、夜の眠りが浅くなりやすく、昼間すっきりせずに眠い・だるいなどの原因の1つとなってしまうのです。

また、ホルモンバランスの変化によってつわりのような状態になったり、イライラしやすくなる場合もあります。

(妊娠後期の不快な症状については以下の記事も参考にしてみてください)

【助産師監修】妊娠後期につわり?原因や解消法は?症状はいつまで?
臨月にイライラしやすい原因は?妊娠後期の情緒不安定の解消法は

妊娠後期は眠気が昼間も続く

出典:https://www.pinterest.jp/pin/639863059554494529/

夜しっかりと熟睡できない場合、どうしても昼間眠くなったりだるくなったりしてしまいますよね。また昼寝をしたとしてもホルモンの影響により熟睡できない場合や、どんなに寝ても眠いと感じる場合も。妊娠後期のプロゲステロンの影響は出産まで続く場合がほとんどです。

妊娠後期身体の変化からの眠気も

昼間に眠い・だるいと感じる原因は妊娠後期のホルモンの変化だけでなく、赤ちゃんが大きくなってくることによる身体の変化からくる場合もあります。

お腹が大きくなり疲れて眠い場合もあります

妊娠後期や臨月は特にお腹が大きくなってくる時期でもあり、体重も増加してきます。お腹の中では常に赤ちゃんに栄養を送っている状態なので、内臓や身体にとっても大きな負担です。この時期に眠い・だるいと感じるのは、体が休息を求めているからと考えられます。

昼間に眠い・だるい状態が続いて何もできないと気持ちも落ち込みますよね。ですが眠い・だるいといった状態がいつまでも続くわけではありません。出産すればいつもどおりに戻るとポジティブに考えて乗り切りましょう。

増田陽子

内科医/救急医 

妊娠中期から後期では、うつ伏せ寝やお腹の重さにより簡単に寝返りがうてなくなるのも、不眠の原因の一つになります。

赤ちゃんに押され内臓に負担がかかって眠い場合も

出典:https://www.pinterest.jp/pin/822540319437465818/

妊娠後期や臨月に眠い・だるいと感じる原因として、大きく育った胎児が心臓・胃・肺などの子宮周辺の内蔵を圧迫してくることもあげられます。臨月になる頃にはちょっと動いただけでも疲れたり息切れがすることもあるので、疲れた内臓機能が休息によって回復しようとして眠い・だるいと感じることもあるようです。

(妊娠後期のその他の症状については以下の記事も参考にしてみてください)