双子の妊娠検査薬の反応は?陰性になる?陽性が出なくても妊娠している確率などを解説!

【医師監修】双子のときは妊娠検査薬の反応がどうなるか気になりますよね。今回は、双子妊娠の仕組みや、双子の妊娠検査薬の反応、陰性反応でも妊娠している確率・理由などを解説します。双子を妊娠した先輩ママの体験談も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 双子の妊娠の仕組みとは?
  2. 双子の場合、妊娠検査薬はどう反応する?
  3. 妊娠検査薬で陰性反応が出ても妊娠している確率・理由は?
  4. 妊娠検査薬の陰性反応は双子の妊娠ではなく病気の可能性も
  5. 双子を妊娠した時、妊娠検査薬の反応はどうだった?〜先輩ママの体験談〜
  6. 気になる場合は産婦人科で検査しよう!
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双子の妊娠の仕組みとは?

ママの子宮の中に赤ちゃんが2人存在することを双胎妊娠と言います。双胎妊娠で出産した2人の赤ちゃんが双子と呼ばれるのです。また、双子を妊娠する仕組みとしては、一卵性双生児と二卵性双生児の2種類があります。ここではそれぞれの違いについて紹介します。

双子を妊娠する仕組み【一卵性双生児】

一卵性双生児は、1つの受精卵から2人の赤ちゃんを出産します。1つの受精卵が育つ過程で2つに分割して、それぞれ別々の赤ちゃんとして育つという仕組みです(※1)。

一卵性双生児として産まれた場合、2人の赤ちゃんの血液型や性別は同じになります。また、同じ遺伝子を引き継いでいるため、見た目もそっくりの双子になることが多くあります。

双子を妊娠する仕組み【二卵性双生児】

二卵性双生児は、2つの受精卵がそれぞれ育って2人の赤ちゃんを出産します。一卵性双生児が1つの受精卵が分割したものであることに対して、二卵性双生児は2つの異なる受精卵が別々に育つという仕組みです(※1)。

二卵性双生児のときは、双子の性別や血液型が異なることがあります。お互いがあまり似ていない双子は、二卵性双生児の可能性が高いと考えればよいでしょう。

双子の場合、妊娠検査薬はどう反応する?

「双子を妊娠したときは妊娠検査薬の反応が異なる」と聞いたことがある人もいるでしょう。双子妊娠のときと単胎妊娠のときでは、ホルモンの変化が異なるという特徴があるのです。ここでは双子を妊娠したときの特徴と、妊娠検査薬への影響について紹介します。

双子を妊娠したときの特徴【早い時期に妊娠検査薬が反応することがある】

双子を妊娠したときは、hCGが分泌される時期が早くなるため、通常よりも早い時期に妊娠検査薬が陽性になることがあります。hCGとはヒト絨性性腺刺激ホルモンのことで、妊娠するとママの身体の中で作られるようになるホルモンです。妊娠検査薬は、尿の中にhCGを確認できると陽性反応を示します。(※2)

双子を妊娠したときは、2人の赤ちゃんを育てなくてはなりません。このためママの身体が早く妊娠に適応しようと、早い時期からhCGが作られるのです。妊娠検査薬は妊娠6週目ごろから反応が出ると言われていますが、双子妊娠のときは妊娠4週目ぐらいでも反応が出る人もいます。

また、妊娠検査薬の中には妊娠4週目以下の早い時期から使えるものもあります。自分が購入した妊娠検査薬は、いつから使えるものなのかしっかり確認してから使うようにしましょう。

リエ先生

産婦人科医

双子の場合でも妊娠していれば妊娠検査薬は必ず陽性になります。またhCGの量も1人の妊娠の場合より多くなることが多いです。妊娠5週に当たる時期で検査薬が陰性の場合には妊娠の可能性自体が低くなります。

(早期妊娠検査薬については、以下の記事も参考にしてみてください)

早期妊娠検査薬はいつから使える?通販・薬局で買えるオススメ7選!

双子を妊娠したときの特徴【妊娠検査薬が陰性になることがある】

双子を妊娠すると単胎妊娠に比べてhCGの分泌量が多くなるため、妊娠検査薬が陰性になることがあります。妊娠検査薬は尿のhCGの濃度から妊娠を判断しますが、hCGの濃度が濃すぎると陰性になるという特徴があるのです。

妊娠検査薬が陰性になる理由については、次の章でも詳しく説明するので、参考にしてみてください。

妊娠検査薬で陰性反応が出ても妊娠している確率・理由は?