【UVレジンに注意!】レジンアレルギーとは?症状は?対策や注意点
材料もそろえやすくお手軽にできるレジンアクセサリー。可愛くできる手作りアクセサリーとして大人気ですが「レジンアレルギー」を引き起こすこともあるのです。ここでは知らないと怖い「レジンアレルギー」の症状や対策、注意点をご紹介していきます。
レジンアレルギーの症状は?
レジンを直接触れた皮膚や口の中に症状が出たり、気化したレジンを吸い込み、皮膚から体に吸収されることで呼吸器症状が出ることもあります。ここでは具体的な症状をご紹介していきましょう。
皮膚の症状
主な症状は湿疹、蕁麻疹、水膨れ、かゆみ、赤み、痛みなどで、湿疹はかゆみや腫れを伴い時には痛みも出ます。(※3)
レジンアレルギーはレジン液に触れてもすぐに症状は現れず、何日か経ってからレジン液を直接触れた指や手などに湿疹やかゆみなどの症状がみられるのが特徴です。
指の皮がむけたりひび割れたりすることもあり、だんだんと顔や首、背中など皮膚の柔らかいところに症状が広がっていきます。
口の中の症状
口の粘膜が腫れる、赤くなる、熱を帯びる、触れると痛みが出るなどの症状が出て、のどのイガイガする感じがでることも。多くが歯科治療後から半日から数日後に発症します。
そのほかの症状
ハンドメイドの作業中や歯科での治療中に、固まる前に気化したレジンを吸い込むことで、咳や喘鳴などの喘息症状や鼻炎症状を発症します。
レジンアレルギーの治療法は?
抗アレルギー剤やステロイド剤の内服や軟膏で治療するのが一般的です。湿疹やかゆみなどのアレルギー症状や炎症を抑えてくれますが、効果や治療期間は個人差があり発症すると治りにくいと言われています。
ステロイドの軟膏を長期にたくさん使うとニキビが出たり、皮膚の血管が広がって赤くなってきます。多量のステロイド剤を長期に内服していると、顔がむくんで丸くなったり、イライラするなど副作用があるので注意が必要です。
しかし、ステロイド剤を内服中は自分の体のステロイドホルモンを作るのをお休みしているので、副作用が心配だからと、急にやめてしまうと症状が悪化してしまうことがあります。軟膏も内服も自己判断で勝手に中止せずに、必ず医師の指示に従いましょう。
歯科材料が原因の場合、歯の詰め物を他の素材の詰め物に変えるなど、原因となっているものを他の歯科材料と交換していきます。詰め物を変えるときは、保険適応外の素材もあるので歯科医と相談しながら行いましょう。
仮歯の装着時に症状が出た場合は、仮歯を抜けばアレルギー症状がなくなることが多いです。
レジンアレルギーにならないための対策や注意点
レジンの硬化後までは触らない、もし触ったら直ちに石鹸をつけて流水で洗い流すことが大切です。しかし硬化後まで触らないとなると、アクセサリー作りはできませんよね。一度湿疹やかゆみなどを発症してしまうと治りにくくなるので、アレルギーを起こさないための対策をして作業しましょう。
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