【UVレジンに注意!】レジンアレルギーとは?症状は?対策や注意点

材料もそろえやすくお手軽にできるレジンアクセサリー。可愛くできる手作りアクセサリーとして大人気ですが「レジンアレルギー」を引き起こすこともあるのです。ここでは知らないと怖い「レジンアレルギー」の症状や対策、注意点をご紹介していきます。

Contents
目次
  1. レジンアレルギーってなに?
  2. レジンアレルギーの原因は?
  3. レジンアレルギーの症状は?
  4. レジンアレルギーの治療法は?
  5. レジンアレルギーにならないための対策や注意点
  6. レジンアレルギーを理解してハンドメイドを楽しもう!

レジンアレルギーってなに?

レジンとは樹脂(プラスチック)のことで、ハンドメイドアクセサリーや歯科の詰め物などの、色々な素材に使われています。私たちの身近にあるものでは2種類の液を混ぜることで硬化するエポキシレジンや紫外線を当てることで硬化するUVレジン、歯科の詰め物ではコンポレットレジンなどです。

アレルギーとは体を守るための免疫機能が特定の物に過剰に反応し、体にとって良くない症状をひき起こしてしまうことです。すなわちレジンアレルギーとは硬化前のレジンに触ることにより、樹脂(プラスチック)に反応してかゆみや湿疹などのアレルギー症状を引き起こしている状態のことを言います。(※1)

エポキシレジンの硬化時間は1~3日、UVレジンの硬化時間は紫外線を当てて5分くらいとそれぞれ特徴があり、作り手の好みや作品などによって使い分けられていますが、硬化に時間がかかるとその分、アレルギーを引き起こす機会が多くなるので、注意する必要があります。

エポキシレジンもUVレジンも硬化後は透明感があり美しく、いろいろなアレンジもできるためハンドメイドの素材として人気があります。その分多くの人の手に触れる機会も増えていることが、レジンアレルギー増加の原因です。

レジンを触って症状がすぐに出なくても、何度も触っているうちに体にアレルギーの因子がたまってきて、ある日突然レジンアレルギーの症状が出る場合もあります。

レジンについては以下の記事も参考にしてみてください。

【初心者〜上級者】レジンの必須材料と販売店まとめ!百均・通販など | YOTSUBA[よつば]
【動画】レジンを百均マニキュアで着色!グラデーションや宇宙塗りも! | YOTSUBA[よつば]

レジンアレルギーの原因は?

私たちの身近にあるレジンですが、どのような原因でアレルギーの症状を引き起こすのでしょうか。ここではその主な原因をご紹介します。

アクセサリー作りでおきるレジンアレルギー

硬化後のレジンではアレルギーを発症することはほとんどありません。しかし、レジン液でアクセサリーなどを作るときに手袋をせず素手で触ることを繰り返すと、体に抗体ができて上の画像のようにかゆみや湿疹などのアレルギー症状を発症します。

直接触れていなくても、レジン液が硬化する間に揮発した成分を吸い込んでしまうと、それが原因で喘息のような呼吸器症状が出ることもあるので注意が必要です。(※2)

歯科治療でおきるレジンアレルギー

歯科治療では歯に入れる白い詰め物や差し歯、入れ歯、仮歯、歯の接着、ホワイトニングなど様々な歯科材料としてレジンが使われています。

歯科治療中に固まっていないレジン(残留モノマー)が接触することで発症し、特に仮歯を装着した後やコンポットレジンの詰め物をした後にアレルギー症状が出ることが多いです。

その他でも起こる?レジンアレルギー

ジェルネイルやアクリルネイルにもレジン液は使われています。最近はプラモデルのパーツをレジンで作る人もいるようです。いずれの場合も硬化後はアレルギーを発症させることはなく、硬化前のレジン液に触れたり気化したレジンを吸うことが原因でアレルギーが発症します。

その他にもいろいろなものにアレルギーの原因であるエポキシ樹脂が含まれているので、触れるものの素材を確認してから使いましょう。

レジンの作り方については以下の記事も参考にしてみてください。