ヘアアイロン・コテの適正温度は?髪が痛まない温度調節のコツ、使い方の注意点も!

【美容師監修】《ストレートヘアアイロン》《カールヘアアイロン(コテ)》の種最適な温度調節の仕方を髪質別で上手く使い分ければ髪が痛むのを防ぐ事が出来ます。また、髪を傷めない為にできるヘアアイロンの使い方のコツ&注意点も知り、使用温度に気を付けながらより美しい髪にしましょう。

Contents
目次
  1. ヘアアイロンの温度調節のミスで髪の毛が痛む?
  2. 《ストレートヘアアイロン》の最適な温度調節!髪質別に!
  3. 《カールヘアアイロン(コテ)》の最適な温度調節!髪質別に!
  4. 【髪を傷めない!】ヘアアイロンの使い方のコツ&注意点!
  5. ヘアアイロンは自分の髪質に最適な温度で使おう!

ヘアアイロンの温度調節のミスで髪の毛が痛む?

健康で美しい髪の基本は、キューティクルが整っていて髪の中の空洞が無く密になっている状態です。ヘアアイロンで髪に熱を与えると、髪が柔らかくなるためカール等のヘアセットが出来ます。しかし、その時の温度調節を誤ってしまうと、その場ではヘアセットが出来たとしても髪にはダメージがあるのです。

人それぞれ髪質の違いがあり、その髪質によっては熱に弱かったり強かったりもします。更にヘアアイロンは家庭で使用する低温のタイプや、美容師等のプロが使用する高温のタイプもあり、選り好んで選べるので自分の髪質に合わせた温度のヘアアイロンをまずは選ぶことが大事です。

千葉健太郎

美容師

熱によるダメージ耐性のヘアの水分量で大きく変わります。 濡れているときには60C°から熱ダメージが発生します。 デリケートな状態だと認識することが大切です。

《ストレートヘアアイロン》の最適な温度調節!髪質別に!

癖の付いた髪や寝ぐせを治す際に使用するストレートヘアアイロンですが、朝など時間が無いからと言って高熱で素早く使用していたりしませんか?髪質別に合わせた最適な温度で使用し、髪へのダメージを防ぎましょう。

まずは、自分の髪質をチェックしましょう。髪の毛に指を絡ませてくるくると巻きます。次にその指を真っすぐ引き抜いて髪がそのままくるくる巻かれた状態であれば「軟毛」となり、髪がすぐに真っすぐに戻る場合は「剛毛」とします。

(ストレートヘアアイロンの使い方については以下の記事も参考にしてみてください)

【レングス別】ストレートヘアのアレンジ&やり方!アイロンテク〜ヘアケアなど多数!

軟毛の人に最適なストレートヘアアイロンの温度

柔らかい髪は熱が通りやすいので、ストレートヘアアイロンの場合の最適温度は150度前後です。これ以上の温度を出してしまうと、髪が痛む可能性が高くなってしまうので注意してください。

軟毛の場合、キューティクルが少ないのでダメージを受けやすく、色素も薄いので日に当たると透けて見えるのが特徴です。カラーリングは苦手としますが、毛が柔らかいのでスタイリングは比較的しやすい髪質となります。

軟毛の前髪に最適な温度

前髪の場合、他の部位よりもダメージが分かりやすく出てしまう為、前髪はより150度より低温に調節する事を心がけましょう。更に、前髪は比較的スタイリングもしやすいので短時間での使用をオススメします。

150度以下がおすすめの髪質

やわらかい髪の他にも、ダメージが進んでいる髪や、湿気によって変化しにくい髪質の場合も150度以下が最適な温度止まります。水分量が少ないために、コテの温度が高すぎると乾燥によるダメージを与えてしまう恐れがあるためです。

千葉健太郎

美容師

カラーリングしたての状態の時は必ず 150度以下の温度で巻きましょう。 毛髪内のカラー剤が熱で分解され明るくなってしまう事があるので注意です!

剛毛の人に最適なストレートヘアアイロンの温度

剛毛の場合、キューティクルが密着しているため毛質が固いです。なのでカールがしにくく、すぐに取れやすかったりする為、ヘアセットに時間がかかってしまう場合があります。

固い髪質は熱を通しにくい為、ストレートヘアアイロンの最適使用温度は170度前後になります。毛先5cmくらいにストレートヘアアイロンをかけてみて、あまりにもスタイリングしにくければ少しずつ温度を170度前後から調節していき、自分の最適温度を探してみましょう。

剛毛の前髪に最適な温度