『手続き記憶』とは?記憶の種類&メカニズム!記憶力向上の方法も!

手続き記憶やエピソード記憶など、記憶には種類があることををご存知ですか?手続き記憶の意味・メカニズムや、手続き記憶以外の記憶の種類も紹介します。手続き記憶の活用方法や、認知症予防に使える方法も解説するので記憶力を高めたい時にぜひ参考にして下さいね。

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Contents
目次
  1. 手続き記憶とは?どういう意味?
  2. 手続き記憶のメカニズムとは?
  3. 手続き記憶以外の記憶の種類5つ
  4. 日常の何気ない手続き記憶の例
  5. 手続き記憶の活用方法5つ
  6. 手続き記憶で記憶力向上の方法3つ
  7. 手続き記憶を活用した認知症予防法は?
  8. 手続き記憶を上手に活用しよう!

料理をする事は認知症の予防にかなり効果的です。包丁を使うなどの基本的な動作を繰り返し行う事はもちろんですが「材料の中から何を作るか」「どうやって作るのか」「どうやって盛り付けをするのか」「効率よく作るにはどうすればいいのか」など脳をフルに使うことになります。料理をするだけで脳みその色々な部位を刺激できますね。

料理を作る事は心理学的にも良い事があります。「料理をする事が心理学にいい」といわれるもっとも大きな理由は満たされる事です。人に「美味しいよ」「ありがとう」といわれる事で人に認められるという喜びを感じます。「人に料理を作らなければいけない」という使命感を感じることで痴呆症になりにくいという事も心理学では証明されています。

2. 手続き記憶で認知症予防【楽しくリハビリをする】

心理学的にも、楽しく記憶したことの方が忘れにくいといわれています。若い人も、嫌なことより楽しい記憶の方が残りやすいという事は実感できますね。リハビリを「嫌いな事・苦手なこと」と思わないように楽しくする事が大切です。

プライミング記憶を利用することも効果的です。「何度も同じことを目にしたり、繰り返すことで記憶に残す」というプライミング記憶を利用して、小説やドラマを見てリハビリに対してポジティブなイメージを作ったり、用語を覚えてリハビリに対する抵抗をなくす事ができます。

手続き記憶を上手に活用しよう!

記憶というのは脳の色々な部位で積み重ねられています。記憶というのは心理学的にも関係の深い事です。エピソード記憶は意味記憶や手続き記憶よりも失いやすいものです。しかし心理学的に対処することで、症状を抑えることができたり、治す事すらできます。

痴呆症の方以外にも、勉強をする時・技能を身に付ける時はプライミング記憶やエピソード記憶と絡めて記憶する事が効果的です。プライミング記憶は手続き記憶のように繰り返し目に入れることで自分の記憶として身に付ける事ができます。手続き記憶は日常生活にも重宝されます。上手に活用したいですね。