セルビア人の性格・特徴｜残酷な国民性？クロアチア人と仲が悪いのはなぜ？

皆さんには、セルビア人の友人はいますか？また、セルビア人との交流経験はお持ちですか？普段の生活ではなかなかかかわる機会の少ないセルビア人ですが、いったいどのような性格・特徴を持った人種なのでしょうか。今回はそんなセルビア人の性格・特徴や国民性、似ているとされるクロアチア人との違いといった多方面の角度から彼らに迫ります。

（他国の人種の性格・特徴については以下の記事も参考にしてみてください）

セルビア人について知る前に、まずはセルビアがどんな国であるかを押さえておきましょう。ここでご説明するのはセルビアの地理や人口、気になる治安や国民性についてです。日本では「セルビア人の国民性は残虐だ」というイメージを持っている方も多いですよね。実際のところ、彼らの国民性にはそういったイメージと違いがあるのでしょうか？

セルビアという国の正式名称は「セルビア共和国」で、ヨーロッパ南東部にあるバルカン半島の内陸に位置していいます。首都はベオグラードで隣接国はルーマニア・ハンガリー・クロアチアなどがあり、セルビア人は特にクロアチア人と比較されがちです。

気候については首都ベオグラードと日本の年間の気温の推移が似ており、日本の四季のように気温が変化します。違いとしては、ベオグラードの方が全体的に低めである点が挙げられます。また、セルビアには標高の高い街も多く、激しい朝晩の気温差が目立つのが特徴です。

セルビアの人口は約700万人です。1990年代からほんのわずかに減少しているものの大きな変化はなく、ほぼ横ばいの状態となっています。人口の内訳としては80パーセント強はセルビア人が占めており、残りはハンガリー人など他国の人種が移住している状況です。

セルビアは、かつて属していたユーゴスラビア地域の戦争の影響で「危険で治安の良くない国なのでは」というイメージがつきまとっています。しかし、セルビアという国自体はとても平和で、凶悪な事件が起きることもそうそうありません。セルビアに渡る際には、日本での生活と同様の注意点を守って節度ある行動を取ればトラブルに巻き込まれることもないでしょう。

先ほども触れたように、ユーゴスラビアでの戦争はセルビアの治安だけでなく国民性のイメージにも悪い影響を与えています。しかし、セルビアの国民性が残虐だということは決してありません。セルビアの国民性は非常におおらかで、働き過ぎずに自由な時間を大切にするのです。「働き過ぎ」「せかせかしている」という日本人の国民性とは大きな違いがありますね。