クロアチア人の〈男女別〉特徴・性格や恋愛傾向は？日本人が超モテる？

また、クロアチアはネクタイの発祥の地と言われています。ヨーロッパではネクタイの事をクロアチア人という意味を語源とするCravat（クラヴァト）などと呼んでいます。クロアチアでは品質の高いネクタイのお店がたくさんあり、お土産としても人気が高いです。

クロアチアの街並みを見て、見たことがあると思われた方もいるかもしれません。クロアチアの最南端ある海沿いの街、ドゥブロヴニクの街並みは世界遺産に指定されていますが、世界的にも人気のあるジブリ映画の紅の豚などの背景のモデルにもなったと言われています。ジブリファンの間では聖地巡礼としても人気がある観光地です。

クロアチアは一度行くともう一度行きたいと思う人が多いそうです。それだけ魅力のある国といえますね。
（旅については以下の記事も参考にしてみてください）

美しい街並みの多いクロアチアですが、クロアチア人を知るには隣国のセルビア人の事も知る必要があります。なぜならクロアチア人とセルビア人は同じ南スラブ系の血を引き、顔立ちもよく似ているのですが、仲が良くないのです。クロアチア人はローマ・カトリックを信仰し、ラテン文字を使うのに対し、セルビア人はセルビア正教を信仰し、キリル文字を使います。

クロアチア人とセルビア人の仲が悪くなったのは歴史的背景があります。その歴史背景を少しご紹介します。クロアチアやセルビアのある地域は昔から多民族、多宗教が入り混じっていましたが、オーストリア＝ハンガリー帝国やオスマン帝国などの支配下にあり、統治がしっかりしていたため民族間で争いなどなく、それなりに平和な地域でした。

帝国の支配が弱くなってくると、それぞれの民族が主張をするようになります。それをまとめるために、第一次世界大戦後にクロアチア人、セルビア人、スロベニア人が集まり、ユーゴスラビア王国を作り、統治しました。しかし、統治はセルビア人が主導だったため、クロアチア人は不満がありました。それでも統治は何とか均衡を保っていました。

その均衡を破ったのが第二次世界大戦、ナチスドイツです。ナチスドイツが進行し、国は解体され、セルビア人をよく思っていなかったクロアチア人はナチスドイツ側につき独立国を建国、一方のセルビア人はナチスドイツに抵抗する側と別れてしまったのです。その結果、ナチスドイツはクロアチア人と一緒にセルビア人を迫害し、多くのセルビア人が亡くなりました。