中絶薬とは?日本では違法!購入もダメ?費用や副作用・リスクは?
【医師監修】欧米では医師により妊娠中絶薬が処方され流産を促す場合がありますが、日本では妊娠中絶薬の個人輸入や使用は違法となることがあります。中絶手術を行うよりも安価で経口摂取という手軽さもありますが、副作用や死亡リスクもあることをぜひ知っておきましょう。
費用も安く経口摂取と手軽な妊娠中絶薬
中絶を望んでいる場合、周囲に口外したくない女性も多いでしょう。家族に同意を得て全身麻酔をして行う産婦人科での中絶手術に比べて、経口摂取によって高確率で流産に近い形で堕胎できるとなればその方が圧倒的に手軽に感じてしまいます。
また中絶手術を妊娠初期にする場合に費用が20万円ほどかかるのに対し、中絶薬はその10分の1程度の費用で入手できます。費用面からしても手頃なのです。インターネットで購入すれば誰にも妊娠や堕胎の事実を知られません。日本では認可されていない中絶薬ですが、費用面やプライバシーを守れる点から使用を望んでいる女性は少なくないのかもしれないですね。
妊娠中絶薬の使用が認められている国でも医師による処方は必要

妊娠中絶薬が認可されている国でも医師による処方が必要になります。米国食品医薬品局(FDA)では「ミフェプリストンを経口摂取し2日後にミソプロストールを摂取する」「14日後に妊娠が終了しているか確認する」といったガイドラインも定められており、それに応じて医師の診察を受けられない場合には処方も断られるほど取り扱いの難しい薬なのです。
前述の書類送検に至った女性のように誤った使い方をすることで体に大きなダメージを与えてしまうこともあり、健康上のリスクも非常に高いため、医師による管理下でなければ使用できません。
オランダやフランスではインターネットを通じて中絶薬を入手することも可能になってきているようですが、あくまで医師による「遠隔診断」のもとに処方されているものです。個人の自己判断によって使用することは認可国であっても認められてはいません。(※1※2)
個人での判断で健康被害も起きている
個人輸入での判断で経口妊娠中絶薬を服用した女性が、多量の出血やけいれん、腹痛を起こし入院した健康被害も起きています。個人の判断で輸入し服用することは健康被害のリスクがあるため、控えましょう。
(妊娠中絶薬の服用による健康被害についてはこちらの記事も参考にしてみてください)
重い副作用など妊娠中絶薬に潜む危険

妊娠中絶薬に関する問題のひとつとして、服用後にあらわれる重い副作用が必ず挙げられます。国内では処方や販売がされていないのでインターネットなどで個人的に海外から入手しているケースが多いのですが、そこにも危険が潜んでいる場合があるのです。
主な副作用とは

妊娠中絶薬の主な副作用は嘔吐や倦怠感、けいれんやめまい、下痢や腹痛などが挙げられます。
また服用したほぼ全例に見られるのが膣からの出血です。この出血は胎児を血塊として排出するものなので、月経のような性器出血に見えるでしょう。服用した女性のうち8%が約1か月も出血が続いた重篤なケースに陥り、稀に輸血を必要とするほど大量の出血をしてしまうこともあるようです。
粗悪品や偽造薬の存在
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