中絶薬とは?日本では違法!購入もダメ?費用や副作用・リスクは?

【医師監修】欧米では医師により妊娠中絶薬が処方され流産を促す場合がありますが、日本では妊娠中絶薬の個人輸入や使用は違法となることがあります。中絶手術を行うよりも安価で経口摂取という手軽さもありますが、副作用や死亡リスクもあることをぜひ知っておきましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠中絶薬ってどんな薬?
  2. 妊娠中絶薬の使用は日本では違法
  3. 費用も安く経口摂取と手軽な妊娠中絶薬
  4. 重い副作用など妊娠中絶薬に潜む危険
  5. 妊娠中絶薬は購入もダメ?
  6. 妊娠中絶薬を服用できないケース
  7. 妊娠中絶薬による健康上のリスク
  8. 妊娠の継続を望まない場合は必ず産婦人科へ

妊娠中絶薬を服用する時期や併せて使用する収縮剤のタイミングが適切でないなど、使用法を誤ることで中絶が失敗に終わることももちろんあります。その場合は産婦人科で処置を受けることになるでしょう。

また90%を超える効果の裏で、外科的な処置が必要なほど重篤な副作用が出ていることも事実です。中絶薬を服用した例で感染症や敗血症などで死亡に至っているケースもあります。手軽さの一方で、健康被害や死亡リスクもあることを忘れないでください。

(稽留流産については以下の記事も参考にしてみてください)

稽留流産とは?手術は必要?出血や基礎体温に現れる症状について

妊娠の継続を望まない場合は必ず産婦人科へ

さまざまな事情で望まない妊娠をしてしまう人がいると思いますが、厚生労働省も注意喚起しているように妊娠中絶薬は非常に危険を伴う薬です。医師の診察による処方と経過観察なしには安全に使用することは難しいでしょう。

費用面や手軽に経口摂取できる点でメリットが多いように感じますが、それ以上に大きなリスクもあります。中絶は体への負担も大きく、安静にできる環境も必要となります。周囲の人からの助けなしに乗り越えるのはなかなか大変です。勇気のいることとは思いますが、パートナーやご家族に相談をして産婦人科で適切に処置してもらうようにしましょう。