『いと』と読む女の子の名前と漢字｜画数や意味・由来も！注意点や体験談もご紹介！

『いと』という名前はどんな漢字を使うとしても、その響きからどうしても「糸」をイメージさせます。「糸」という漢字自体には「物事を結びつける」という意味があり、よい意味の漢字です。ただ、日常生活における「糸」は「切れる」「ほつれる」「絡まる」ことのあるものですよね。そちらのイメージをする人もいることは頭の片隅に入れておきましょう。

どんな名前でもそうなのですが、苗字との組み合わせによって響きがおかしかったり、また違う意味をもってしまうことがあります。『いと』という名前は、例えば「伊藤」「糸井」という苗字のご家庭にには少し合わないかもしれません。とはいえ、個人の感覚の問題なのでどう感じるかはパパ・ママ次第でもあります。

ただし、苗字が「細井」「臼井・薄井」というご家庭には『いと』という名前は縁起がよくありません。「ほそいいと＝細い糸」「うすいいと＝薄い糸」となってしまうので、短命やご縁の薄さをイメージさせてしまいます。その場合は違う読み方の名前をつけるのが無難でしょう。

最初に「どの季節にも使える名前」とご紹介しましたが、それは裏を返せば「名前に季節感を込めにくい」ということでもあります。「春」「夏」「秋」「冬」という季節の名前の漢字を使いづらい響きですし、先ほどご紹介した『いと』に使われる人気の漢字の中にも季節を感じるものは少ない傾向にあります。

俳句の季語を使って季節感をこめることはできます。「糸取り（繭から絹をとること）」は夏の季節、「願の糸」は初秋（昔の七夕の季節）の季語です。「文」は「文月＝7月」につながりますし、「弦」は「半月」を意味する秋の季語でもあります。一字で『いと』と名付ける場合はこの3つの漢字に季節感が込められます。

「『いと』という響きを使って季節感を込めたい！」という場合は、後にご紹介するように『いと』を含んだ名前を考えるのはどうでしょうか？例えば、「海斗（かいと）」という名前は夏の海をイメージさせる季節感のある名前ですよね。このように、『いと』の前後に1文字つくだけで、ぐっと込められる意味の幅が広がりますよ。

『いと』という響きは古風な雰囲気のある、生まれた子供がいつの日がおばあちゃんやおじいちゃんになっても違和感がない素敵な名前です。キラキラネームとはいえないでしょう。

とはいえ、使う漢字によってはキラキラネームととられかねません。「キラキラネーム」とは「読み方に無理のある名前」「常識的に人の名前としてふさわしくない名前」のこと。キラキラネームを避けたいときは、そもそもそういう読みではない漢字を無理やり「いと」と読ませるようなことはしないようにしましょう。

赤ちゃんに『いと』と名付けたパパ・ママの体験談をご紹介します。まずはママの意見から見ていきましょう。