紅茶染めでアンティーク風に*染め方や準備は?おしゃれな作品集も!
簡単にアンティークなニュアンスをプラスできるのが魅力の紅茶染め。黄ばんだTシャツなどを簡単アレンジして、優しいピンクベージュのクラシックな服に生まれ変わらせましょう。おしゃれな例を参考にしながら、紅茶染めの色付け・色止めのやり方を覚えましょう。
ひとつめの動画で使用している塩のように、色落ちを防ぐ定着材として使う金属を「媒染」と言います。この過程を「色止め」と言い、染料と媒染が結合することで色の成分が安定して定着しやすくなります。ミョウバンもよく使われます。上の動画は玉ねぎ染色の例ですが、使用する媒染を変えることによって色のバリエーションを作ることもできます。
紅茶染めで紙を染めるには
紅茶染めで紙をアンティーク風にするのも素敵です。布を染める時と同様、煮出した紅茶液に染めたい紙を浸します。布を染めるより簡単なので、初めての人はこちらからトライしてみるのもおすすめ。ひと手間加えるのであれば、乾かした後、動画のように蝋を引いてワックスペーパーにするといいでしょう。見た目に魅力が増しますし、実用性もアップしますね。
紅茶染めのカラーバリエ1【玉ねぎ染めプラス】
それでは、プラスアルファでカラーバリエーションを加える方法を見ていきましょう。紅茶に別の染料をプラスするやり方です。加えるのは紅茶と同様、自然素材の染料です。黄味の強いベージュにしたいなら、玉ねぎ染めをプラスするのがおすすめです。玉ねぎの皮を使った玉ねぎ染めは、温かみのある黄色に染まります。紅茶染めのピンクベージュが一味変わりますよ。
玉ねぎ染めの特徴
玉ねぎ染めの特徴は、柔らかく温かみのある黄色に染まることです。紅茶染めのクラシックなピンクベージュより鮮やかで、サフランカラーに仕上がります。また、塩やミョウバンなど使用する媒染の違いによって仕上がりのカラーにバリエーションが出るのも面白いところです。玉ねぎの皮が原料なので、廃棄物を有効利用できるところも自然に優しいですね。
玉ねぎ染めのコツ
染液を作る時は、玉ねぎの皮を煮出します。玉ねぎの皮はたっぷり使いましょう。沸騰しないように60度から90度くらいの温度を保つようにします。紅茶染めにプラスする時は、紅茶を煮出す時に玉ねぎの皮を加えましょう。染めた後は、ミョウバン液や塩水で色止めをします。紅茶染めと同様、ポリエステルなど化学繊維は染まりにくいです。
紅茶染めのカラーバリエ2【コーヒー染めプラス】
ベージュの茶色味を強めたいなら、コーヒー染めをプラスしましょう。紅茶染めのピンクベージュ、玉ねぎ染めのサフランイエローとはまた違って、茶色の深い落ち着いた色合いが出ます。コーヒーの色味が年月を経て布に移ったような、日光に晒されたような、年代物の味わいが出ます。紅茶染めよりさらに渋い、深みのある色が加わりますよ。
コーヒー染めの特徴
コーヒー染めの魅力は、まさにそのカフェモカ色。深いセピアの色合いでさらに使い込んだアンティークな味わいが出せるところです。コーヒー染めの作り出す年代物のニュアンスは、紙を染めてみるとさらに味わい深いですし、木製のかごなどを染めると高級感のある雑貨に変身します。コーヒーかすやインスタントコーヒーを使って手軽に染められるのも嬉しいです。
コーヒー染めのコツ
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