シアバターが髪の保湿に効果大！？ヘアケア術＆美容師厳選TOP10！

ドラッグストアなどに売られているシアバターは、実に様々な種類のものがあります。自分の体質に合ったものを見つけ出すのはなかなか難しいかもしれませんが、選び方のポイントをいくつかご紹介していきます。

シアバターが採取できるシアの木は、アフリカのシアベルトと呼ばれる一帯にのみ分布している非常に貴重な樹木です。同じアフリカでも、西アフリカと東アフリカでシアの木の種類が若干違います。どちらのシアの木からとれるシアバターも含まれる成分は同じですが、含有量が異なります。

西アフリカ自生の品種は、オレイン酸とステアリン酸の含有量がほぼ同等なので比較的固く油分も多めで保湿効果が高いと感じる方も多いようです。東アフリカで自生するニロティカ種という種類は、オレイン酸の含有量がステアリン酸より多いので、柔らかく肌になじみやすいという特徴があります。

精製か未精製かによっても選び方が変わってきます。基本的に、未精製シアバターの方が精製シアバターよりは純度が高く効果的であるとされています。しかし、未精製シアバターは不純物を除去する作業がないため、肌が弱かったり敏感だと、アレルギー反応を起こすこともあります。精製か未精製か、肌の調子を確認しながら使い比べてみるといいかもしれませんね。

シアバターの原産国はアフリカなので、その製造工程を知ることはなかなか難しいですが、製造工程をきちんと表記しているものを選びたいですね。精製されたシアバターでも、化学溶剤を使用せずに天然素材を使って精製しているこだわりの商品も。

精製・未精製に関わらず、製造工程での品質管理をしっかりとできているものを選ぶことが大切です。ネットでの商品説明や、パンフレット、口コミなども参考になります。ドラッグストアなどで市販されているものは、実際に手にとって確認してみると安心です。

保湿性の高いシアバターは、ヘアマスクとしての使い方もおすすめです。基本的な使い方は、ドラッグストアなどで売られている市販のヘアマスクとほぼ同様ですが、市販のものと違いシアバターは固形なので、手の平でしっかりと溶かしてから髪の毛に馴染ませることがポイントです。また、集中ケアは、週1～2回をメドに行うのが理想的です。

まずは、シャンプー前の乾いた髪を良くブラッシングして整えます。シアバターを適量とりしっかりと手の平で伸ばしながら溶かしていきます。溶けてきたら髪の毛の上から下に向かってよく馴染ませ、30分ほどおきます。この時、ホットタオルやキャップをかぶるのも効果的。その後普段通りシャンプー＆トリートメントをすれば、しっとりさらさらヘアが完成します。

（正しい髪の洗い方＆乾かし方については以下の記事も参考にしてみてください）

髪を染めたりブリーチしたりしてぱさぱさヘアになってしまっている人には、洗い流さないヘアトリートメントとしてシアバターを使ってみましょう。効果的な使い方としては、シャンプー＆トリートメントが終わった後のタオルドライで少し湿った状態の髪にシアバターを馴染ませます。シアバターはゆっくりと手の体温で溶かして液状にすると髪に馴染みやすいです。

その後ドライヤーで髪を乾かせば完成です。シアバターは熱に強く、髪をダメージや紫外線から守ってくれる効果があるので、ドライヤー前に塗るのがおすすめです。洗髪後にしっかりとケアしておけば、スタイリングも楽々ですね。

（ブリーチについては以下の記事も参考にしてみてください）