両性具有とは？実在する？妊娠・性事情は？性的二型が噂された有名人も！

両性具有については「治す」というような、治療という言葉はふさわしくありません。両性具有は元々の体の性質のことなので、病気ではありません。一種の性と捉えるのが相応しいでしょう。

両性具有であることで体の機能がうまく行かない場合は手術をしてしまうことはあります。両性具有だと知った時に、ショックを受けてしまうのを避けるため親が両性具有だとわかった時に手術をしてしまい本人はそれを知らないという場合もあったそうです。

両性具有は1000人に1人いると言われていますが、周りに両性具有の人がいないといまいちピンと来ませんね。両性具有であることを公言している有名人やアスリートもいるので、紹介していきます。

両性具有ということを自分自身でも公言している有名人です。漫画家の「新井祥」です。新井祥は自分自身が両性具有であることを自分の漫画でエッセイとして描いている事もあります。両性具有を漫画で知らせた有名人の一人です。エッセイや漫画として活躍する傍ら、専門学校の講師としても活躍しています。

新井祥は女性として生まれましたが、自分の性に対し違和感があったそうです。ターナー症候群と30歳の時に診断され、現在は男性として生活しています。内性器の外性器も女性ですが、染色体が1本しかないそうです。両性具有とは完全には一致しないものですが、両性具有と同じ性分化疾患に含まれます。

両性具有の有名人でもニュースとなったモデルといえば「アンドレイ・ペジック」でしょう。アンドレイ・ペジックは、中性的な顔立ちでとても美しい有名人です。両性具有であることを公言している有名人としてもかなり浸透しており、男性のモデルとしても女性のモデルとしても活躍をしている有名人ですね。

アンドレイ・べジックは自分の性を受け入れており、男性としてのモデルも女性としてもモデルもどちらも楽しんでいるそうです。またその生き方をみて興味を持った人が、性に対する考え方を聞いたりとトランスジェンダー界についての理解が広まっています。アンドレイ・べジックはとてもファンに対してもフレンドリーなので話しやすそうですね。

ポーランドの元陸上選手の「スタニスラワ・ワラシェビッチ」も両性具有として有名なアスリートです。陸上選手として活躍していました。オリンピックでは短距離100m走で「金メダル」や「銀メダル」を獲得したほどのアスリートです。1980年に強盗に襲われたことで亡くなっています。その際に行われた検死で両性具有であることが判明しています。

見た目は女性そのものでしたが、睾丸が付いていたと言われています。スタニスラワ・ワラシェビッチは優秀なアスリートで結婚もしていました。アスリートとしての功績は両性具有者が当時オリンピックに参加することが禁止されていましたが、オリンピック協会は記録は抹消しなかったアスリートでもあります。

両性具有のアスリートのキャスター・セメンヤもニュースになって一時期世間を騒がせました。南アフリカ共和国の女性陸上選手で800mを「1分55秒28」で走りきり金メダルと獲得しているすごいアスリートです。驚異的な記録を更新しているため、ドーピングの検査をしていました。秘密裏に行われた血液検査はマスコミにリークされそのことも話題になりました。

陸上選手の上位にいるアスリートからは男性ホルモンが女性の3倍ほど分泌されていたこともあり、注目を集めたそうです。また上位選手に破れた女性選手が涙を流して「両性具有者」と戦うのはとてもきつかったなどと漏らしており両性具有者のアスリートに対する考えに付いて様々な議論がされています。