【綾】を使った名前（女の子・男の子別）｜漢字の意味・字画数&名付けの注意点も！

「綾」の漢字は、女の子の名前でよく見かけますが本来の意味はご存じですか。最近では男の子の名前にも使われる事が増えてきました。「綾」の漢字にはどんな意味があって、どんな理由からどんな名前がつけられているのでしょうか。

また、「綾」のつく名前に対して、どんなイメージや意味があると思われているのでしょうか。女の子の名前も男の子の名前も多数紹介していきます。これから赤ちゃんに「綾」のつく名前をつけようかなと検討中の人は、是非名付けの参考にしてくださいね。

「綾」の漢字には、どんな意味や由来があり、どんな読み方があるのでしょうか。字画数はいくつで、その意味は？など、ご紹介していきます。赤ちゃんの名付けの参考にしてくださいね。

「綾」は元々は絹織物の一種を意味する漢字で、「綾絹」というものがあります。「綾織り」という織り方がありますが、これは縦糸、横糸3本以上で織られたものの内、糸の交差が斜めの畝（うね）のように見える織り方を意味します。このような生地の斜めの畝のことを「綾目」と言います。

女の子の名前に使う「綾」の漢字は、「あや」と読むことが多いですが、音読みは「リョウ」です。「綾羅（りょうら）」という言葉があり、「綾絹、薄絹」や「美しい衣服」を意味します。また、あまり知られていませんが、「リン」という読み方もあり、「綾子（りんず）」とは「滑らかで光沢のある織物」の意味です。

「言葉のあや」という表現はよく耳にしますが、これも元々は「綾」からきており、「綾織り」のように「複雑で巧みな言い回しや表現」という意味なのです。

「綾」のつくり（右側）部分の「夌」は「大きな丘」などの意味があり、「稜」「陵」「凌」などの漢字がありますが、元々は「面と面が交差して盛り上がった様子」を意味していたのです。

その意味が「布」の意味である「糸」と組み合わさって「交差した模様の織物」を意味するようになり、「綾絹」など、絹織物としての意味が生まれたのです。

ちなみに、京都の通り名の一つである「綾小路」ですが、平安京の通り名であり、その通りに沿って機を織る人が多く住んでいたことに由来するという説もあるそうです。ここでも「綾」が織物を意味することが分かりますね。

「綾」の字画数は14画になります。姓名診断では、様々な流派があって、それぞれによって診断結果や意味も変わってくるので、絶対的なものではないのです。

また、名前が「綾」1字だと、地画が14画なので「凶」という診断結果が出ることもありますが、名字との組み合わせでは総画が「大吉」となったりもし、字画数だけで運命が決まるわけではないので、あまりこだわり過ぎないようにしましょう。