名前に使えない漢字!人名の名付けのルール、役所で受理される基準を徹底解説!

子供が一生使うことになる名前を考えるのは両親のとても重要な役目です。名前に使えない漢字を【自然のイメージ】【意外と使えない】などに詳しく分けて紹介します。また、名前に使えない漢字の基準や、名前に使えない漢字を調べる方法も紹介しますよ。

目次

  1. 名前に使えない漢字があるって本当?
  2. 自然のイメージをもつ、名前に使えない漢字
  3. 意外と名前に使えない漢字
  4. 素敵なイメージなのに名前に使えない漢字
  5. 名前に使えない漢字の基準は?実際にあった例を紹介!
  6. 名前に使えない漢字を調べる方法は?
  7. 名前に使えない漢字は、事前に調べておこう!

名前に使えない漢字があるって本当?

名前は、その子が一生使うことになる重要なものです。その子の人生にも大きく影響する可能性があるので、姓名判断なども駆使して性格や人生における運勢なども占いながら決める人も多く、名付け親になる人は責任重大です。こういう子に育ってほしいという両親の思いが込められた、意味深い名前をちゃんを付けてあげたいですよね。

日本にある漢字はおよそ18万もあります。日本人の名前の多くは漢字を使いますが、中には人名に使えない漢字も数多く存在します。例えば、縁起の悪い漢字や自然をイメージする漢字などです。また「曖」は使用できるのに対し「璦」は使用不可となっているように、偏やつくりが同じ漢字なのにどちらかは使用不可ということもあります。

人名に使用可能とされている常用漢字や人名漢字はおそよ3000近くにまで絞られます。とはいえ、それでもどの字を使うかというのを決めるのは大変ですね。しかし、これから赤ちゃんが突き進む素敵な人生に繋がるよう、良い名前を真剣に考えてあげましょう。

自然のイメージをもつ、名前に使えない漢字

自然をイメージさせる人名は数多く存在しますが、よく知られている自然の漢字でも実は人名に使えないものがあります。読み仮名だけであればなじみのある名前なのに漢字は使えないということがよくあるのです。そのような名前にしたい場合は、違う漢字を使うことになります。

ここからは自然のイメージを持つ漢字で、名前に使用できないものを具体的に紹介していきます。

名前に使えない漢字①萊(あかざ・らい)、藜(れい・あかざ)

日本人なら子供に日本らしい名前を付けるのも素敵ですね。しかし、日本古来から食用として親しまれてきた「あかざ」は漢字で「萊」や「藜」と書くのですが、どちらも人名に使用することができません。

名前に使えない漢字②薊(あざみ)

古くから日本人になじみ深い秋に咲く野山の花「薊(あざみ)」という漢字は、人名に使うことができません。赤ちゃんに「あざみ」という名前は、なかなかおしゃれで粋な雰囲気がありますが、残念ながら人名での「薊」という漢字の使用は認められません。このように名付けたい場合は、別の漢字やひらがな表記がおすすめです。

名前に使えない漢字③荅(あずき)

「あずき」という名前はよく耳にしますが、漢字の「荅(あずき)」は人名への使用が不可となっています。そのため、赤ちゃんに「あずき」という名前を付ける際は「小豆」などの漢字を使用ことが一般的です。

名前に使えない漢字④枸(く・こう)、杞(こ・き)

近年話題のスーパーフードの一種としても注目されている「枸杞(くこ)」の実ですが、この2文字はどちらも人名に使用できない漢字です。

名前に使えない漢字⑤穐(しゅう・あき)

立秋から立冬までの秋を意味する「穐」という漢字は、人名に使用できません。違う漢字を使うなどの工夫をして名付けましょう。

名前に使えない漢字⑥薺(なずな)

読み方としてはとても素敵な「なずな」ですが「薺」という漢字はなじみがなく難しいということもあり、人名に使用することはできません。

名前に使えない漢字⑦棗(なつめ)

「なつめ」は男女共に使いやすいおしゃれな名前です。しかし「棗(なつめ)」という漢字は赤ちゃんの人名に使用することができません。ひらがな表記や違う漢字を使うなど工夫してみましょう。

名前に使えない漢字⑧濤(なみ、とう)

「なみ」という音は名前に使うと女性らしい品がある響きになるでしょう。しかし、人名に旧字体は使用できません。「波」の旧字体である「濤」は見た目がかっこいい漢字なのですが、残念ながら人名に使えません。

名前に使えない漢字⑨薔薇(ばら)

外国でも「ローズ」という人名が多いように、薔薇は世界的に美しいイメージがある魅力的な花です。しかし、日本の場合は「薔薇」の2文字はどちらも人名に使用できません。タレントである中川翔子の「しょうこ」は「薔子」の字で役所に提出したところ受理してもらえなかったという話は有名です。

名前に使えない漢字⑩冰(ひ)

「冰」は「水」の旧字体です。旧字体は人名に使用できないので「冰」も人名の使用が許されていません。

名前に使えない漢字⑪茗(めい)

「めい」という名前は女の子らしくてとても可愛い名前です。しかし、茶の一種である「茗」という漢字は字の見た目も可愛らしいのですが、実は人名に使用することはできません。

名前に使えない漢字⑫淕(りく)

かっこいい男の子の名前のひとつとして人気がある「りく」です。しかし、雪が混じったみぞれを意味する「淕」という字は人名に使うことができません。偏が加わっただけで、人名に使用できなくないものもたくさんあるので気を付けましょう。

名前に使えない漢字⑬檸檬(れもん)

「れもん」や「いちご」など果実の名前を赤ちゃんに名付ける親が増えています。とても可愛らしい名前ですが、漢字で表記した際の「檸檬(れもん)」という2文字は、どちらも人名に使うことができません。「檸(ねい)」という字は「丁寧」の「寧」と間違えやすいということもあり、使用不可となっています。ひらがな表記や別の漢字を使用するようにしましょう。

(子供の命名については以下の記事も参考にしてみてください)

男の子の名前|自然をイメージさせる600選!季節やモチーフ別に!

意外と名前に使えない漢字

先程紹介した「曖」と「璦」のように、よく似た漢字でも人名に使えるものと使えないものがあります。偏やつくりが少し違うだけで人名には使えないという意外な漢字をご紹介します。

名前に使えない漢字⑭唖、椏、婭(あ)

「あみ」や「あこ」、芸能人の兄弟コンビであり人気お笑い芸人・ミキの弟「亜生」など「あ」のつく名前は数多くありますよね。しかし「唖」「椏」「婭」は人名に使用できません。へんが加わっただけで役所に受理されないことがあるので、注意しましょう。

名前に使えない漢字⑮瞹、僾、噯、薆、璦(あい)

女性に多い「あい」を含む名前では「噯」「瞹」「僾」「璦」「薆」が使用できません。ただ、個性を表すために「曖」という漢字は使用可能となっています。くちへんの「噯」、めへんの「瞹」は使用できず、ひへんの「曖」は使用可能という、よく似ている漢字の細かい違いに気を付けましょう。

名前に使えない漢字⑯夾(きょう・こう)

「はさむ」「まじる」「たすける」などを意味する「夾」という字。一見印象が良い字なのですが人名に使用できない漢字です。

名前に使えない漢字⑰珪、硅、畦、恚、挂(けい)

男女共に多い「けい」という名ですが「珪」「硅」「畦」「恚」「挂」という漢字は人名に使用できません。

名前に使えない漢字⑱萃(すい)

「萃」は人名に使用できません。「あつまる」や「くさむら」という意味がある一方で「やつれる」という意味もあるので、人名に使うには気がひける字でもあるでしょう。

名前に使えない漢字⑲祟(すい・たたり)

「崇拝」など「高くそびえるものを非常に価値あるものとする」という意味で使われる「崇(あがめる)」という漢字。一方、これによく似ている「祟」という漢字の意味は両極端で「たたり」と読みます。縁起の悪い漢字は人名に使用することができないため「祟(たたり)」は使用不可となります。

名前に使えない漢字⑳晴(せい・はる)

「晴」という字は人名でもよく使われますが「晴」の旧字体である日偏に「靑」と書いた「晴」という漢字は人名に使用でしません。

名前に使えない漢字㉑玻(は)

水晶を意味する「玻璃」の2文字は、使えるようであればしゃれていて素敵な漢字なのですが、どちらも人名に使用することはできません。似ている漢字を用いるなどの工夫をしましょう。

名前に使えない漢字㉒籐(ふじ・とう)

藤の花やバスケットの素材としても知られる「籐」は古風で素敵な字なのですが、意外にも人名に使うことはできません。

名前に使えない漢字㉓徕(らい)

「みらい」などの名前で「来」という字が使われますが、同じ「らい」という漢字でも行人偏が付いた「徕」という字は人名に使用できません。ただし、先程紹介した「夾(きょう)」に似ている漢字で「來(らい)」という漢字がありますが、こちらは使用できますよ。また、これに行人偏が加わった「徠」という字も使用可能です。

名前に使えない漢字㉔郞、瑯、埌(ろう)など

男性の名前に含まれていることが多い「ろう」の漢字の場合「郞」「瑯」「埌」「蓈」「朖」「琅」「桹」「烺」「硠」「稂」「榔」「筤」「艆」「誏」は使えません。使用可能なのは「郎」「朗」「浪」「狼」「良」です。

「郞」と「郎」のように、一見違いにわからないようなそっくりな漢字でも字画など細かい違いによって受理されない場合があるので、名付ける際は注意しましょう。

名前に使えない漢字㉕淮(わい・え・かい)

「准」「唯」「維」「惟」など、似ている漢字で人名に使用可能なものは多いのですが、等しくするという意味の「淮」や「とばり」という意味がある「帷」は人名に使用できない漢字なので注意しましょう。

(子供の命名については以下の記事も参考にしてみてください)

女の子に人気の漢字一文字の名前200選!珍しい/古風/季節/植物などイメージ別に!

素敵なイメージなのに名前に使えない漢字

よく見る漢字に偏が加わっているなど、見た目が凝っている雰囲気でとても素敵な漢字も多いですよね。しかし、そういった漢字の中にも残念ながら、人名としては役所に受理してもらえないものもあります。

名前に使えない漢字㉖靑(あお)

「あお」は男女ともに使われることの多い爽やかな名前の一つです。しかし「生」と「丹」を合わせたことに由来する異体字の「靑」という字は人名に使うことができません。

名前に使えない漢字㉗諳(あん・おん)

「音」という字が入っていると可愛くて素敵な名前という印象を持ちますが、人名に使えたらおしゃれな「諳」という字は残念ながら使うことができません。

名前に使えない漢字㉘厦(か・さ)

おおきな家という意味を持つ「厦」という字は、夏生まれの子に使いたくなりそうな漢字ですが人名に使用することはできません。

名前に使えない漢字㉙赫(かく・あか)

「あか」と読む漢字が含まれていると情熱的な人生になりそうな名前ですが「赤」が2つ並んでいる「赫」という字は人名に使用できません。

名前に使えない漢字㉚絳(こう・あか)

「絳(こう・あか)」という漢字は、中国山西省にある「絳県(こうけん)」という県にも使われていますが、日本では人名に使用することができません。

名前に使えない漢字㉛綵(さい・あや)

華やかな女性や人生になってほしいという気持ちで女の子の名前として使われることの多い「あや」ですが「綵」という漢字は人名に使用できません。「あや」と読むほかの漢字はたくさんあるので、別の漢字の使用をおすすめします。

名前に使えない漢字㉜睛(ひとみ・しょう)

「ひとみ」という名前はとても女性らしくて素敵な名前ですよね。しかし「睛」という字は「瞳」の旧字体なので使用できません。

名前に使えない漢字㉝游(ゆう)

フォントの種類でよく見かける「游書体」などの「游」という字は人名には使えません。比留川游という女性モデルがいますが、実際の人名としては「游」という字を使った名前は役所で受理してもらえない漢字です。

アーティストなど自分が尊敬する芸能人ように素敵な人生を送ってほしいなどといった思いから、その有名人の名前を自分の子供に名付けたいと考える親はたくさんいるでしょう。しかし、それが芸名であった場合は、人名として実際に使える漢字なのかどうかを調べておく必要があります。

名前に使えない漢字㉞繚(りょう)

男性にも女性にも多い「りょう」という名前ですが、色とりどりのさまざまな花が咲き乱れるという意味の四文字熟語「百花繚乱」に使われている「繚」という漢字は人名に使えません。

名前に使えない漢字㉟絽(ろ)

「絽(ろ)」は夏用の着物を意味する漢字です。とても涼し気で素敵な漢字ですが、残念ながら人名としては使えません。近年、漢字なのに読み方が外国人風の名前というのが増えています。「ろ」の付く名前はあまりありませんが「ローラ」「ローサ」などと名付けたい場合は、違う漢字を使うかカタカナ表記などにしましょう。

(子供の命名については以下の記事も参考にしてみてください)

女の子のかわいい三文字の名前300選!ひらがな/漢字の名付けのコツも!

名前に使えない漢字の基準は?実際にあった例を紹介!

名前に使えない漢字の基準は主に3つ挙げられます。これをクリアしていないと、せっかく悩みに悩んでようやく決めた完璧な名前でも、受理してもらえないことがあるのです。次の三原則を念頭に置いて名前を考え始めることをおすすめします。

名前に使えない漢字の基準①常用漢字・人名漢字に該当しない

赤ちゃんの名前を役所に申請する際に受理してもらえる条件として、使用する漢字が常用漢字や人名漢字でなければならず、旧字体などは使用できません。また、ほかのよく見る漢字と間違えやすい字も受理されにくいでしょう。さらに、漢字でない場合にも、ひらがなやカタカナの使用は問題ありませんが、ローマ字や数字は使用できません。

名前に使えない漢字の基準②縁起が悪いなど名前として不適切

名前はその人の性格や人生にも影響してしまいやすい傾向にあります。人付き合いにおいても、初対面ではまず顔と名前を覚えるように、名前はとても大事な情報です。不吉な名前だと良いイメージはとても湧きません。

1993年には、赤ちゃんに「悪魔」と名付けようとして、役所に受理されなかったということが実際にありました。ひらがなや別の字を使ったとしても縁起の悪い言葉を人名に使うことは、基本的に許されません。名前は基本的に一生変えられないものなので、子供を名付ける際は、その名前で生きなければならないその子の人生を考えてあげましょう。

名前に使えない漢字の基準③親・兄弟姉妹に同じ漢字の名前がいる

親の名前に入っている字を使いたいというのは何の問題もありません。しかし、実は兄弟や親などと同じ名前だと役所に受理してもらえないので注意しましょう。具体的には、漢字は同じでも読み方が同じであったり、漢字は違うけれど読み方は同じという具合です。

例えば、親子で「裕子」と書いて母親は「ひろこ」、娘は「ゆうこ」と読む場合などは、役所に受理されません。この場合は、子供の名前を「優子」や「結子」など漢字を変える工夫をする必要があります。読み方によって親子で名前が被らないよう、読み方や漢字が異なるように名付けましょう。

(子供の命名については以下の記事も参考にしてみてください)

2019|男の子のかっこいい名前〈漢字一文字〉150選!珍しい/古風/自然などイメージ別に!

名前に使えない漢字を調べる方法は?

赤ちゃんを名付ける際には、漢字の意味から考える方法や読み方を先に決めて漢字を当てるということが多いです。その漢字が使用できる漢字であることを確かめておきましょう。人名に使用できない漢字は、以下の3つの方法から確認することをおすすめします。

名前に使えない漢字の調べ方①法務省「戸籍統一文字情報」

法務省のHPに「戸籍統一文字情報」というページがあります。このページは、戸籍のオンライン手続きでの使用を目的に作られた検索ツールとなっています。候補に出ている名前を入力することで、その漢字が使用できるかどうかがすぐにわかるというシステムです。法務省の検索ツールなので正確性や信頼度も高く、検索も簡単で便利ですよ。

名前に使えない漢字の調べ方②命名サイト

インターネットが普及し、現在では赤ちゃんの命名サイトもいくつも存在します。戸籍登録がされている名前が男女別や登録年別に一覧で表示され、漢字別の人数などがわかります。読み方としての候補でも使いたい漢字などでも検索し参考となる名前を絞り込むことができ、検索欄に入力した漢字が使用できるか否かの表示も出るので便利です。

その中から決めてもいいですし、使われていない漢字を使いたいという場合にも参考にもなります。

名前に使えない漢字の調べ方③住んでいる地域の役所に問い合わせる

少々アナログなやり方ですが、おそらく赤ちゃんの戸籍手続きをする予定にある在住地域の役所に、電話やメール、直接窓口を訪れるなどして問い合わせるという方法もあります。赤ちゃんの名前を役所でスムーズに受理してもらうためには、申請する役所に直接問い合わせるのが最も確実な方法です。

(子供の命名については以下の記事も参考にしてみてください)

外国語で素晴らしい意味を持つ名前77選!漢字の当て字や名付けの注意点も!

名前に使えない漢字は、事前に調べておこう!

名前は人生においてとても重要なその人の情報であり、名前によっては性格や人生そのものに影響してしまいます。子供を名付ける際には、漢字の意味や両親の思いを込めていくつかの候補から考え抜いており、使える漢字を選ぶのもとても大変です。遊び心のある名前も増えていますが、我が子が損する人生ではなく素敵な人生になるような名前を付けてあげましょう。

関連する記事