お迎え棒とは?妊娠中の性行為は陣痛の促進効果がある?注意点・体験談も紹介!

【医師監修】お迎え棒とは何でしょう。妊娠中の性行為は陣痛の促進効果があるというジンクスから、そう呼ばれています。本当にそうなのでしょうか?妊娠後期や臨月にはお迎え棒を控えた方がいいケースと注意点について、先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて説明します。

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Contents
目次
  1. お迎え棒とは?
  2. 妊娠後期や臨月に性行為はしてもいい?控えるべきケースは?
  3. お迎え棒のやり方と注意点
  4. お迎え棒は効果ある?〜みんなの体験談!
  5. お迎え棒は無理のない範囲で!

逆子など胎児の位置に異常がある場合も、妊娠後期や臨月の性行為は控えた方がよいでしょう。位置が正常に戻らない場合、予定帝王切開での出産になる可能性もあります。このため、胎位異常のまま陣痛を促してしまうと重大なトラブルにつながる危険性も考えられます。

妊娠後期や臨月の性行為を控えるべきケース【予定帝王切開術】

予定帝王切開術の方も、妊娠後期や臨月の性行為は控えましょう。帝王切開と決まっている場合、お迎え棒で陣痛を促す必要はありませんよね。帝王切開の予定日より前に破水や陣痛を引き起こすリスクもあるため、妊娠後期の性行為は控えるようにしましょう。

妊娠後期や臨月の性行為を控えるべきケース【体調が優れない時】

体調が優れない時の性行為は、妊娠後期や臨月と限らず妊娠中は控えた方がよいでしょう。性行為により体調を悪化させてしまう原因にもなりかねません。

妊娠後期や臨月の性行為を控えるべきケース【お腹が頻繁に張る時】

妊娠後期や臨月でお腹が頻繁に張る時の性行為は控えるべきといえるでしょう。臨月のお腹の張りは、陣痛や前駆陣痛である場合も考えられます。お腹の張りがある時に性行為を行うと前期破水につながるリスクもあるため、お迎え棒には十分注意しましょう。

お迎え棒のやり方と注意点

実際にお迎え棒をする場合、気をつけなければいけないことがあります。妊娠中の性行為での注意点について説明していきます。

お迎え棒のやり方と注意点【無理な体勢はしない】

お迎え棒をする場合、無理な体勢で行わないよう注意しましょう。お腹が大きいため、いつもは大丈夫な体位でも腹部を圧迫してしまうことも考えられます。腹部に圧迫感を感じない楽な体勢で行うようにしましょう。

島袋史

産婦人科医

女性が上になる体位や側臥位(そくがい=横向き)などは臨月で腹部が大きい場合でも負担がすくないかと思います。

お迎え棒のやり方と注意点【お腹の張りに注意】

お迎え棒を行う時は、途中でお腹に少しでも張りを感じた時に中断するよう注意しましょう。臨月のお腹の痛みや張りは、陣痛であることが確率が高いです。お腹が張ったまま我慢して続けた場合、前期破水の原因となることも考えられます。性行為中にお腹に痛みや張りなど少しでも違和感を感じた時は、無理をせず中断し体を休めて様子をみる必要があります。

お迎え棒のやり方と注意点【ゴムをつける】

臨月にお迎え棒をする場合は、しっかりゴムをつけるようにしましょう。妊娠中は抵抗力が弱まっていて、ウイルスや細菌などに感染しやすい状態といえます。そのため、妊娠の可能性はないからとゴムを使わないで性行為することは避けましょう。赤ちゃんが通る産道にウィルスや細菌を残さないためにも、お迎え棒の際はゴムの使用が必要になります。

お迎え棒のやり方と注意点【清潔にする】

お迎え棒をする場合、ゴムをつけるだけでなく体を清潔に保つことも大切です。上述した通り、妊娠中は抵抗力が弱まっていてウィルスや細菌に弱い状態です。ゴムをつけるのはもちろん、性行為の前後にシャワーを浴びて体を清潔にするよう心がけましょう。

お迎え棒のやり方と注意点【体を冷やさない】