線形の美『ヒンメリ』が大ブーム*国内外おしゃれ作品&飾り付け実例集
いまブームとなりつつある線形の飾り「ヒンメリ」。フィンランドで伝統的な飾りとして愛される「ヒンメリ」をうまく使った飾りつけやコーディネイトを紹介していきます。北欧のあたたかみのあるデザインをぜひお部屋に取り入れてみてください。
18世紀の終盤頃にクリスマスツリーの普及によってヒンメリの姿は消えていってしまいます。しかし、20世紀に入り、ヒンメリを再び広めようという活動が起こりました。アーティストたちの手によって新しいデザインが生み出され、多彩に形を変えながら、現在まで様々な行事で飾られています。
現在ではクリスマス装飾として定着
クリスマスツリーに星形のヒンメリを吊るして飾りつけ。モビールとして使うのではなくオーナメントとして使われることも多いです。
星形や多面体を組み合わせたリースは、シンプルでありながらも存在感があります。そのまま飾るだけでなく、中に赤いヒイラギの実を入れたりすることで、見せ方に変化をつけることも出来ます。
また、百貨店などでは、大きなヒンメリツリーやリースを飾っているところもあり、ブームはまだまだ続きそう。これからの広がりにも注目です。
クリスマスについては以下の記事も参考にしてみてください。
ヒンメリの魅力
ゆらゆらと揺れる神秘的な飾り
「光のモビール」という別名もあるヒンメリの語源はスウェーデン語で「空」を意味する「Himmel(ヒンメル)」が由来となっています。語源となった「天」へ、純粋に捧げる気持ちで結び合わせるという意味も込められたこの飾りは、幸福を呼び込む「祈りの結晶」ともいえます。
また、結婚式でもヒンメリは使われていました。夫婦の幸福や子宝に恵まれるようにと願いを込められ、藁(わら)ではなく紙と鏡が装飾されています。
素材を変えるとモダンな印象に
ヒンメリの最初のデザインは教会のシャンデリアが元となりました。基本形は大小異なる大きさの正八面体を12本使い、糸でつなぎ合わせて作っていきます。伝統的な素材として藁(わら)を使われていますが、、現代ではプラスティック素材のストローを使ったものが代表的です。
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