妊娠初期の食べ物!食べたくなるものは?避けるべき食品は?

【医師監修】妊娠初期は妊娠を自覚して間もない頃です。体の変化に戸惑ったり、つわりが始まりつらい時期が続く頃でもあります。この時期に食べたくなってしまう食べ物にはどんなものがあるのでしょか。妊娠初期に摂るべき栄養や避けるべき食べ物と合わせて紹介します。

専門家監修 | 内科医 増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、...
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、米国医師資格、カリブ海医師資格も保有しております。 日本だけでなく、アメリカでの経験を踏まえた情報を発信して参ります。 よろしくお願いいたします。

目次

  1. 妊娠初期に食べたくなるものって?
  2. 妊娠初期の体にとって良い食べ物は?
  3. 妊娠初期に避けた方がいい食べ物って?
  4. 妊娠初期に摂り過ぎてはいけない食べ物って?
  5. 妊娠初期のつわり、ひどい時には何を食べればいいの?
  6. 妊娠初期には食事の仕方も気を付けて
  7. 外での食事はここに気を付けて
  8. 妊娠初期から食育は始まっている

妊娠初期に食べたくなるものって?

妊娠初期とは妊娠4週目~15週目の時期を言います。体の変化もさることながら精神的にも変化が訪れる時期です。この時期はつわりなどでつらい時期でもありますよね。更にこの時期の特徴としてあげられるのが味覚の変化です。異常に食べたくなるものが出てきたり好きだったのに食べたくなくなったり、個人差はあるもののほとんどの人にその変化が現れます。では妊娠初期に食べたくなるものには何があるのでしょうか。

味の濃いもの、特にしょっぱいものをこの時期の食べたくなるものとしてあげる方は多いですよね。フライドポテトは食べたくなるものの代表と言えるのではないでしょうか。

大好きだったものが食べられなくなる場合もあります。甘いものは特につわりの時期には食べられなくなる方が多いようです。逆に食べたくなるものでよく聞くのはレモンや梅干しなどの酸っぱいものです。また、さっぱりしたものばかり食べたくなる場合もあります。

つらい時期には食べたい物だけ食べていたい、という気持ちになりますよね。ですが、最低限必要な栄養は摂っておかなくてはなりません。また今までは大丈夫だったものが妊娠中にはママや赤ちゃんに有害な食べ物に変化することもあります。これまでは妊娠初期に食べたくなるものを紹介してきましたが、次からは体に良い食べ物を紹介します。

妊娠初期の体にとって良い食べ物は?

妊娠初期は食べたくなるものが大きく変わる時期であり、また体調の変化やつわりなどの不調で思うように食べられない時期でもあります。そんな中でもやはり体に良いものは摂っていきたいですよね。では、妊娠初期にはどんなものを摂るのが体に良いのでしょうか。

妊娠初期に必要な栄養

妊娠初期にぜひ摂って欲しい栄養にはビタミン(特に葉酸)、ミネラル、タンパク質、鉄、カルシウムなどがあります。いずれもおなかの赤ちゃんの発達やママの健康を維持するために必要な栄養なので、妊娠初期には積極的に摂りましょう。

必要不可欠な緑黄色野菜

最も積極的に摂って欲しい食べ物のひとつが緑黄色野菜です。緑黄色野菜とはカロテンを多く含む野菜で、代表的なものにはホウレンソウ、小松菜、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、ニラ、サラダ菜、赤ピーマン、ミニトマト、トマト、ピーマン、グリーンアスパラガスなどがあります。

緑黄色野菜は様々な料理に使うことができ、蒸したり煮たりするとたくさん食べられる上低カロリーなので無理なく栄養を摂ることができます。食物繊維も豊富なので便秘の予防にもなり、また糖質や脂質の吸収を緩やかにしてくれるので血糖値の急激な上昇を抑える働きもあります。さらにビタミン、カルシウム、鉄など妊娠初期に必要な栄養がたくさん詰まっています。つわりでつらい時もジュースやスムージーにして摂ることができる優れた食材です。

ぜひ摂って欲しい葉酸を含む食べ物

葉酸とはビタミンB群の栄養素の一つで代謝に深く関わる栄養素です。細胞を作り出すのに必須の栄養素で赤血球を作るのを助けるビタミンでもあります。赤ちゃんは細胞分裂を繰り返しながら成長していきます。その細胞の分化に不可欠なのが葉酸です。妊娠初期から十分な葉酸を摂取することで、赤ちゃんの脳や脊髄に障害が生じる神経管閉鎖障害の可能性を低減させることができます。

葉酸は水溶性のビタミンなので多少必要量を超えたとしても過剰分は尿で排出されます。摂り過ぎるということはないので妊娠初期にはぜひ摂って欲しい栄養ですが、葉酸には植物性の食品と動物性の食品があります。動物性の食品はうなぎの肝やレバーなどがありますが、これらは妊娠初期に摂り過ぎてはいけないレチノール(ビタミンA)も豊富な食品です。葉酸を摂る場合は植物性の食品から摂るのがいいでしょう。

葉酸が豊富で摂りやすい食材としては、枝豆、アスパラガス、芽キャベツ、ブロッコリー、そら豆、ホウレンソウ、春菊、とうもろこしなどがあります。また、意外な食べ物としては大豆製品(特に納豆)や果物にも含まれています。甘栗やきなこなどにも含まれているのでおやつとして食べてもいいですね。

増田 陽子

内科医

葉酸が妊娠中に足りないと、赤ちゃんの脊髄が完璧に作られなくなる障害が起こります。

(妊娠中の食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

関連する記事