妊娠初期の食べ物！食べたくなるものは？避けるべき食品は？

妊娠初期に限らず、食べる時はよく噛んで食べましょう。よく噛んで食べることは食べ物の消化吸収をしやすくすることに繋がります。また胃への負担も減り満腹中枢が刺激されて空腹を感じることがなくなるので、つわりの軽減にもなります。

妊娠初期で気を付けたいのが塩分や糖分の摂り過ぎです。妊娠中に糖分を摂りすぎると妊娠糖尿病にかかる場合があります。妊娠糖尿病は妊娠高血圧症候群や羊水過多症などの原因になり、お腹の中の赤ちゃんに対しても巨大児や発育不全、最悪の場合は子宮内胎児死亡が起きてしまう原因にもなります。また甘いものを摂りすぎると逆に低血糖症を招いてしまいうつ病やマタニティブルーなどを引き起こしてしまいます。

塩分も高血圧やむくみの原因になります。妊娠初期に食べたくなるものの一つにしょっぱいものがありますが、一時的なこととはいえ過剰に摂取してしまうと胃を痛めてしまいます。減塩減糖とまではいかなくとも摂り過ぎないよう注意しましょう。

吐きつわりで嘔吐を繰り返してしまうと脱水症状に陥ってしまいます。また、食欲が落ちているからと食べ物だけでなく飲み物も口にしなくなると体の中の水分が不足します。水分不足は血液の循環を悪くします。そのためせっかくの栄養が赤ちゃんに届きにくくなってしまうのです。妊娠初期は慢性的な便秘になりやすい時期でもあります。こまめに水分を補給するようにしましょう。

最初に紹介したように、妊娠初期になぜか食べたくなるものの中にフライドポテトがあります。つわりの時期は基本食べられるものを食べるという考えでいいのですが、ファーストフードは塩分やカロリーの面からしてもできるだけ避けた方がいいでしょう。どうしても食べたい場合は野菜ジュースや牛乳を一緒に摂るなどして栄養が偏らないようにしましょう。

コンビニ食も手軽なので食事を作るだけで気持ちが悪くなってしまう方には便利ですよね。ただコンビニ食は添加物も多く入っているので、やはり食べ過ぎはよくありません。避けるべきとまでは言いませんが、栄養の偏りをなくすためにも利用し過ぎないよう上手に付き合っていく必要があるでしょう。

(妊娠中の食事に関する注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期は家で安静にしていた方がいいのではと考えがちかもしれませんが、時には外に出かけたり外食を楽しんだりする方が心にも体にも良いですよね。ただしこの時期は外での食事も気を付けなくてはならないことがいくつかあります。安全に楽しく外食の時間を過ごすためにはどんなことに注意をすると良いのでしょうか。

外食する時に主に気を付けて欲しいのはアルコール飲料やカフェイン飲料を避けること、生ものを食べないこと、塩分の高い食べ物が入っているオードブルやおつまみは避けることなどです。

アルコールやカフェインはノンアルコールやノンカフェインに、デザートなどの甘いものは甘さを抑えたものに、スイーツは避けて果物を食べるなど工夫すると良いでしょう。

また仕事をしている方にとっては時には職場での飲み会に誘われる機会もあるでしょう。妊娠初期でも体調が良ければ出席したいですよね。そんな時周りの理解があると嬉しいのですが、妊娠を告げていないタイミングで飲み会に出席する時は自分でなんとかしなくてはいけません。今は飲酒は控えているということを上手に伝えて、楽しむのはその場の雰囲気だけにしましょう。またこの時期は体調を崩しやすいですから、参加するかはよく体調を見極めてから決めましょう。駄目なら参加しなくても大丈夫です。次の機会に体調が戻ったら楽しめば良いのです。

お店を選ぶときに気を付けて欲しいのが分煙や禁煙をしているかどうかです。副流煙はママにもお腹の中の赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。自分で禁煙するのはもちろんですが、煙草の煙がない環境に身を置くことも大事です。今は禁煙のお店も増えていますので、あらかじめ情報を得てお店を選ぶといいでしょう。

外食は油断すると栄養が偏りがちになるので、メニューも少し工夫して選びましょう。丼ものなどの単品を選ぶより一汁三菜の定食を選ぶなど、ほんの少し注意することで外での食事でも栄養を摂ることができるのです。

もしラーメンやパスタなど一品もののお店に行った場合でも、野菜の多いメニューを選んだりサイドメニューにサラダを付けたりスープを足したりすると良いでしょう。