妊娠初期の食べ物！食べたくなるものは？避けるべき食品は？

穀物は精製する際に取り除かれてしまう胚芽という部分に豊富なビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれています。便秘予防にも効果があり、白い食べ物（白米、小麦粉など精製された炭水化物）に比べて、血糖値の上昇が緩やかで急激なインスリンの分泌が抑えられ満腹感が持続します。

お米なら玄米や胚芽米、パンなら全粒粉やライ麦などで作った雑穀パンがおすすめです
食べにくいという方もいらっしゃいますが、その場合は全ての主食を未精製にするのではなく、白米に混ぜて食べたり週に一度だけ食べたりするだけでも違います。ぜひ摂って下さいね。

大豆食品には血液や筋肉を作る主成分であるタンパク質が豊富に含まれています。他にもビタミン、ミネラルなど赤ちゃんの成長には欠かせない栄養がたくさん含まれています。また納豆には食物繊維や葉酸が含まれているので、ぜひ食べて欲しい食品の一つです。

他にも葉酸が含まれている枝豆やそら豆など豆類は調理もしやすく食べやすい優れた食材ですが、そんな豆類の中で手軽に食べられるものとしておすすめなのがレンズ豆です。鉄分やたんぱく質、ビタミンなど栄養も豊富です。レンズ豆は水戻し不要ですぐに調理でき、スープやサラダなどおいしく食べられるのでお勧めです。

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を形成するために欠かせない栄養です。このカルシウムを多く含み整腸作用のある食べ物がヨーグルトです。お腹に優しく便秘予防にもなり、酸味があってさっぱりと食べやすいのもヨーグルトの良いところです。つわりがつらい妊娠初期の妊婦さんにとっては助かる食べ物の一つですよね。

このヨーグルトですが糖質や脂質が多いというのも特徴の一つです。加糖タイプのヨーグルトは避けプレーンタイプを選びましょう。もしそのまま食べるのが苦手な方は果物やハチミツと一緒に食べるなどすると良いですよ。

動物性タンパク質の代表といえばお肉ですが、その中でも赤身の肉は鉄分を多く含んでいます。さらに赤身の肉の鉄分であるヘム鉄は野菜に含まれる鉄分よりも吸収されやすい特徴を持っています。他にコリンとビタミンBも豊富に含まれています。また赤身の肉は脂肪分も少ないのでカロリーを抑えることもできます。

タンパク質は赤ちゃんの脳や筋肉などを作るのに必要不可欠な栄養です。タンパク質はお肉やお魚、大豆食品などに含まれていますが、動物性と植物性どちらもバランスよく摂るようにしましょう。

妊娠するまでは気にしないで食べていたものが、妊娠中はママの体や赤ちゃんの発育に悪い影響を与えたりします。妊娠初期に避けるべき食べ物はどのようなものかを説明します。

まず避けるべき食べ物のとしてあげられるのは生ものです。特に生肉にはトキソプラズマという寄生虫が付着している場合があり、ママが感染すると赤ちゃんに先天性障害を生じさせてしまう恐れがあります。トキソプラズマは加熱することで死滅するので、お肉は十分加熱してから食べて下さい。

また卵は殻にサルモネラ菌が付着している場合があります。サルモネラ菌は直接赤ちゃんに影響を及ぼすものではありませんが、ママが感染すると食中毒にかかり嘔吐や下痢を引き起こします。下痢になると子宮筋が収縮してしまうので流産につながる恐れがあります。

お刺身やお寿司も新鮮ならばと言いたいところですが、妊娠初期は普段よりも体の免疫力が落ちています。生のお魚は体調によって食中毒を引き起こしやすいので、極力避ける方がいいでしょう。