妊娠検査薬の使い方・見方を正しく解説!失敗しない判定方法とは?

【医師監修】妊娠検査薬は、妊娠しているかどうかが簡単に調べられてとても便利です。しかし、誤った使い方をすると判定の信頼性が低くなってしまいます。ここでは、正しく妊娠検査薬を使うために、使い方・使用可能な時期・待つ時間・反応の見方といったポイントを紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. なぜ妊娠がわかる?妊娠検査薬の仕組み
  2. 妊娠検査薬による検査方法
  3. 妊娠検査薬を使える時期
  4. 妊娠検査薬の結果の見方
  5. 妊娠検査薬の失敗する使い方
  6. 妊娠検査薬で失敗しないための使い方
  7. 妊娠検査薬で陽性が出たらどうしたらいい?
  8. 妊娠検査薬の正しい使い方を守り正確な結果を知ろう

カズヤ先生

産婦人科医

あまりに早く妊娠検査薬を使用してしまうと、実は妊娠しているのに陽性反応が出ないことがあります。 できれば月経周期より1週間遅れたぐらいに検査をすると陽性反応が出ることが多いです。

妊娠検査薬を使える時期【急ぐ場合は早期妊娠検査薬を】

通常の妊娠検査薬よりも早い時期に使える「早期妊娠検査薬」というものが存在します。hCGの濃度がより少なくても反応するため、早い段階での使用が可能なのです。生理予定日から使えるものや、生理予定日の4日前から使えるものなどがあります。使い方や結果の見方は基本的に通常の妊娠検査薬と同じです。

急いで結果を知りたい人には気になる妊娠検査薬ですが、これは一般向けの商品ではないため、入手がしにくくなっています。薬局やドラッグストアの店頭などには置いていません。薬剤師さんに聞いたり、インターネットで購入しましょう。値段は、通常の妊娠検査薬と比べて高いものもあれば安いものもあります。

ただし、早期妊娠検査薬でしか検査できない時期は、尿中のhCGが不安定なので検査結果があまり確実ではありません。何度も検査する必要があるかもしれないことや、それをストレスに感じる可能性があることに注意が必要です。

カズヤ先生

産婦人科医

それほど早期に妊娠反応を確認することに、あまりメリットはありません。 多くの合併症も含めて妊娠4〜5週前後に妊娠が判明すれば、概ね問題はありません。 妊娠市販薬陽性を確認したら、すぐに産婦人科を受診しましょう。

(妊娠検査薬の使用時期については以下の記事も参考にしてみてください)

早期妊娠検査薬はいつから使える?通販・薬局で買えるオススメ7選!

妊娠検査薬の結果の見方

尿を妊娠検査薬に吸収させたら決められた時間待ちましょう。結果の見方は、2つのラインをチェックしてください。妊娠検査薬には、妊娠判定のラインと検査終了のラインがあります。妊娠判定の部分にはhCGに反応して発色する試薬が塗られているため、hCGが検出されれば色がつくはずです。検査終了の部分は、hCGの検出の有無に関係なく、尿が吸収されれば色が付きます。

陽性反応

陽性反応とは「妊娠している」という結果の反応です。妊娠判定のラインと検査終了のラインの2つが現れます。色が濃いか薄いかは関係なく、ラインが出れば陽性反応とみてよいでしょう。ただし、妊娠している状態だということはわかりますが、正常妊娠かどうかは医師の診察を受けなければわからないので、すぐに病院で確認することをおすすめします。

陰性反応

陰性反応とは、妊娠していないという結果の反応です。妊娠判定のラインは現れず、検査の終了を確認するラインのみ1つが現れます。もし、その後生理が来ない場合は、もう一度検査してみるか、産婦人科で相談しましょう。

(妊娠検査薬の結果の見方については以下の記事も参考にしてみてください)

【画像で解説】妊娠検査薬の陽性・薄い線・蒸発線の見分け方!

妊娠検査薬の失敗する使い方