妊娠検査薬の使い方・見方を正しく解説!失敗しない判定方法とは?
【医師監修】妊娠検査薬は、妊娠しているかどうかが簡単に調べられてとても便利です。しかし、誤った使い方をすると判定の信頼性が低くなってしまいます。ここでは、正しく妊娠検査薬を使うために、使い方・使用可能な時期・待つ時間・反応の見方といったポイントを紹介します。

妊娠検査薬は、正しい使い方をすれば99%以上の正確さで判定が出るとメーカーが保証しています。しかし、焦ってしまって誤った使い方や結果の見方をすれば、検査は失敗することも。検査の失敗とは、誤った使い方をしたために結果が信頼できないケースや、検査がうまく行かずに検査の終了を確認するラインが出ないケースを指します。
1. 失敗する使い方【フライング検査】
メーカーによって決められている検査できる時期は、生理予定日の1週間後からです。しかし、はやく結果が知りたい気持ちから、それより早い時期に検査をすることを「フライング検査」といいます。フライング検査によって、妊娠していないのに陽性反応が出ることがあるようです。
ま、待ちきれませんでしたァァァ(フライング検査)(生理予定日から5日) pic.twitter.com/DCDVV2dvea
— かっか®1y2m+18w (@kaeshun0729) January 10, 2021
フライング検査で陰性反応が出ても「妊娠していない」と断定できないことから「まだ時期が早かったんだ」と考え、繰り返し検査してしまうという人もいます。また、妊娠していても病院に行って妊娠の確定診断をしてもらえるまでに時間がかかり、落ち着かないということもあるでしょう。
2. 失敗する使い方【時間がたつと陰性→陽性に変化】
尿を妊娠検査薬にかけてから判定までの時間は、それぞれの商品によって結果の見方としてしっかり決められています。「10分以上たってから結果を見ないように」と注意が書かれている場合もあります。
実は、検査直後に陰性反応だった妊娠検査薬が、時間を置くことで妊娠判定の部分に薄くラインが現れることがあります。しかし、これは陽性反応が遅れて現れたわけではありません。水分が蒸発して一時的にラインが出たように見えるだけなのです。このように、決められた判定時間を守った見方で検査結果を見ないと、正しい結果が得られません。
(蒸発線については以下の記事も参考にしてみてください)
3. 失敗する使い方【尿が検査薬の窓にかかって失敗!】

尿が多すぎても、検査は失敗してしまいます。尿をかける部分以外にかかってしまうと、検査がうまく行かないことがあるのです。ただし、たとえ尿が妊娠検査薬の窓にかかっても、妊娠判定や検査終了のラインが通常の検査と同様に現れていれば問題ありません。スティックに尿がかかったからといって、妊娠していないのに陽性反応が出ることはないでしょう。
妊娠検査薬で失敗しないための使い方

検査結果を疑わないためにも、失敗しない判定方法で妊娠検査薬を使用しましょう。次の点に注意した使い方や結果の見方をして、一度の検査で納得のいく結果を知りたいですね。
失敗しない使い方【正しい時期を守って使おう】
妊娠検査薬が使える時期は決められています。多くの市販の妊娠検査薬では、生理予定日の一週間後です。それより早く使用しても、正確な結果がわかりません。
カズヤ先生
産婦人科医
今の妊娠反応の検査薬は非常に精密で、ごくわずかのhCGも検出可能にできています。 しかるべき時期(妊娠4〜5週以降)に検査をすれば、妊娠していれば確実に陽性が出ますので、検査方法に失敗したとしても 慌てず再度トライしてみましょう。
失敗しない使い方【使い方で決められた時間での判定を】

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