ブリーチは痛い…理由は?頭皮が痛くならない方法も!【我慢してる人必見!】
【美容師監修】ブリーチによる頭皮の痛みやむける理由をご紹介します。「ブリーチは痛い」と聞いて不安になっている方は、ぜひ読んでみてください。「痛いのを我慢したくない」という方のために、痛みを軽減する方法や頭皮がむけた時の対処法もご紹介します。
日本人の髪質はメラニン色素を含んでいます。メラニン色素は、髪色を青やピンクのような派手な色にしたいというとき、邪魔になってしまいます。ダークブラウンくらいのおとなしい色ならメラニン色素が入ったままでも大丈夫なのですが、派手な色だとそうはいきません。そこで、ヘアカラーとは別に、メラニン色素を抜くためのブリーチが必要になるのです。
ブリーチ+ヘアカラー=「ダブルカラー」
ブリーチで髪から色素を抜いた後にヘアカラーを入れることを「ダブルカラー」といいます。青やピンクのような派手な色にする場合はもちろん、ブラウン系の色でもヘアカラー本来の発色を出したいときは、この施術が行われます。美容院では、ヘアカラーだけの場合(シングルカラーといいます)よりも料金は若干高くなります。
田中萌子
美容師
ブリーチをすることが前もって決まっている場合は事前のシャンプーはしてこない方がいいです!頭皮の脂が守ってくれるので美容室に行く前の日はシャンプーはしないことをお勧めします!
オレンジやゴールドにしたいときはブリーチだけ
なお、ブリーチによって髪の色素は段階的に抜けていきます。初めのうちは黒色が抜けて、赤・黄色のアンダーカラーが表に出てくるようになります。4回ほどブリーチを繰り返す過程で、黒→赤茶→オレンジ→黄色(ゴールド)→白と変化していきます。したがって、オレンジやゴールドの髪にしたいときは、ヘアカラーは入れずブリーチだけ行うこともあるでしょう。
ブリーチで髪の色素が抜けるのはどんな仕組みなの?
髪から色素を抜く役割を果たすのは、ブリーチ剤に入っているアルカリ剤と酸化剤です。この2つの薬剤は、お互いに助け合って機能します。
まず最初にアルカリ剤が、髪の毛を包むキューティクルを開き、すき間を作ります。このすき間ができることで、酸化剤が髪の毛の中に入っていけるようになります。そうやって髪の毛内部に浸透した酸化剤が、メラニン色素を分解しているのです。ただ、これらの成分が頭皮や髪質にダメージを与えます。
頭皮が痛い、むける…その理由は?
ブリーチ剤は、頭皮と髪質にダメージを与えます。そのうち、まずは頭皮へのダメージについて見ていきましょう。
ブリーチ剤で頭皮が痛い・むけるといったダメージを受ける理由は、頭の地肌をアルカリ性にしてしまうからです。ブリーチ剤には過酸化水素水やアンモニアといった、強いアルカリ性の成分が使われています。その成分が頭の地肌のpHをアルカリ性にしてしまうのです。
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