アルバニア人の特徴・性格は？イケメン・美女が多い？ネズミ講が盛んな異質な文化？

アルバニア共和国は東ヨーロッパにあります。アドリア海に面していて、海の向こうにはイタリア、隣にギリシャと、人気の観光地に挟まれているアルバニア。ですが日本での知名度はまだ低く、知らなかったという人も多いのではないでしょうか？今回はそんな未知の魅力に溢れる国アルバニアに住んでいる、アルバニア人たちについてご紹介します。

アルバニア共和国はヨーロッパで唯一、イスラム教徒が人口の過半数を占める国家です。長きに渡り2つの帝国の支配下にあったアルバニア。そんな中で文化や宗教も変化していきました。アルバニアの地理や人口、歴史や文化や宗教を詳しく見ていきましょう。

アルバニアはバルカン半島の北西部に位置する共和制国家で、首都はティラナです。西はアドリア海に面しており、北はモンテネグロ、東はマケドニア共和国とコソボ、そして南にはギリシャとの国境があります。人口は300万人ほどで、人口密度は104人/km²。日本の人口1億3000万人と比べるととても少ないのがわかります。

アルバニアの国旗は赤地に黒で双頭の鷲が描かれたもの。アルバニア人はこの国旗が大好きで、街の様々な場所に掲げられているほか、国旗があしらわれたグッズも数多く売られています。アルバニア人がよくするポーズに双頭の鷲のポーズがあるほど、彼らは自国の国旗を愛し、誇りに思っています。

首都はティラナ。ティラナはアルバニア最大の都市で人口は約76万人。アルバニアの全人口のおよそ25％がここで暮らしています。ティラナには共産主義時代の名残を感じる街並み・建造物が多く残されています。

紀元前2世紀よりアルバニアはローマ帝国の支配下にあり、紀元後からはキリスト教の布教も進められていました。2011年度の調査によると、国民の人口のうち59％はイスラム教徒ですが、17％はキリスト教徒であり、宗教事情にも歴史が色濃く反映されています。

14世紀に東ローマ帝国が衰退すると、後にオスマン帝国の侵攻が始まりました。民族の英雄スカンデルベクにより一時は独立が守られましたが、1478年にはオスマン帝国の完全支配下に入ります。これ以降、400年にも及ぶオスマン帝国の支配の下、アルバニアの文化や宗教は多大な影響を受けます。そうしてアルバニアにイスラム教が広がっていきました。

この国独特の文化として、アイソポリフォニーというものがあります。アルバニアの伝統的な合唱法「同音多声合唱」のことを指し、結婚式や葬儀、収穫祭などで歌われます。特に2声のアイソポリフォニーは最もシンプルな形式で多くのアルバニア人から親しまれています。