フェロモンが出ている女性の特徴15こ！香りなど人為的な出し方も！

みなさんは「フェロモンがムンムンの女性」と聞くと、どんな女性を想像しますか？大抵は「色気たっぷりでモテる」「いい匂い、香りがする」そんな女性を思い浮かべるのではないでしょうか。実際フェロモンが出ているという表現は、異性にモテたりどことなくエロさを感じさせたりする女性の形容に使いますよね。

しかし実はこのフェロモン、日常的に使っている割にはまだ解明されていないことが多く、特に人のフェロモンに関してはかなりの謎が残っています。一説によると、人はフェロモンを感じ取る器官が退化して感じ取れないという研究結果も。「じゃあ、フェロモンが出てる女性って何なの？」今回はそんな疑問について解説していきます。

まずは前提となるフェロモンという言葉の意味について解説していきます。一般的には人を引き付ける匂いや香り、または色っぽい男性や女性の雰囲気のことを指していますよね。では、実際はフェロモンとはどんな存在なのでしょうか？

フェロモンの正しい意味とは、昆虫や微生物が作った体の中で生成した化学物質のことを指し、汗などで体の外に放出、気化して匂いを発するものです。その匂いや成分が他の個体の酵素や受容体などを刺激し特定の行動や発育を誘発します。発見の始まりは有名な「ファーブル昆虫記」に記されていた、蛾のメスがオスを誘引するという研究結果からでした。

実は匂いや香りなど嗅覚で感じるものは、他の五感で感じるものと違って脳に直接影響を与えることが研究で証明されています。魅力的な女性の匂いや香りが印象的なのはこの嗅覚が関係しており、フェロモンムンムン=良い匂いや香りというのはこの事実からきているのかもしれませんね。

フェロモンには異性を引き付ける性フェロモンだけではなく、同種の個体に警戒を促したり、道しるべを示したり、同じ場所に集合させたりするものがあります。私たち人間で言うと、カリスマ性のある人の言った事を信じる、その人に付いていく、その人も周りに人が集まるといったイメージでしょうか。

フェロモンは2つ分類があり、上記のように他の個体の特定の行動を促す「リリーサーフェロモン」、そして他の個体の体内の構造や働きを変化させる「プライマーフェロモン」があります。例えば女王バチが持つプライマーフェロモンは、他のメスの蜂の生殖機能を抑える働きを持ち、女王バチが死ぬと生殖機能が復活し新たな女王バチの誕生とうメカニズムなのです。

日常的に「あの人フェロモンムンムンだ」という言い回しや「人を引き付けるフェロモン香水」などの製品がありますが、実はまだ生物学的に人のフェロモンについてはっきりとした存在が確認されていません。過去にマーサ・マクリントクやクラウス・ウェデキント博士が実践を行っていますが、確固たる実証は得られていないのです。

しかし、マクリントクの実験にて、グループの中で強い力を持つ女子学生と過ごすとグループ内の月経周期が近づいていく「マクリントク・女子寮効果」が実証されたり、2004年に日本企業が実施した実験では、女性は男性の臭気をより不快に感じるという結果が出たりなど、フェロモンの存在を示唆する研究結果も進んでいます。

まだ人のフェロモンについては確証は得られていないものの、人には他の哺乳類が持つ、フェロモンを出すための器官が備わっています。アポクリン腺という汗を出す器官で、ここから出る汗には性ホルモンなどが含まれており、その汗が気化することで匂いを発し、その体臭が異性を引き付けるのではないかという意見もあります。

女性のその性ホルモンとは有名な「エストロゲン」です。このホルモンは肌のはりやくびれの形成など、多くの女性的魅力に関わっていることが判明しています。思春期になると活発に分泌されていき、ちょうどそのころから男女とも異性に興味が湧いてくることから、そのエストロゲンが汗と共に気化して男性を引き付ける魅力となっている可能性も大いにあるのです。