想像妊娠でも妊娠検査薬が陽性に？原因・症状は？本当の妊娠との見分け方も

想像妊娠・妄想妊娠とは、実際に妊娠していない状態で妊娠していると強く感じることや、妊娠初期に起こるとされている症状が現れることを指します。

珍しいですが、海外では出産の時期まで想像妊娠をしていたというケースも見られます。そういった想像妊娠の原因や症状、想像妊娠と本当の妊娠についての見分け方を紹介するので、参考にしてみてくださいね。

想像妊娠・妄想妊娠の場合は、妊娠検査薬は反応するのでしょうか。想像妊娠時と本当の妊娠時の違い、妊娠検査薬の仕組みと想像妊娠時の反応について紹介します。

妊娠検査薬は、妊娠をきっかけに分泌されるホルモンの量を調べ、妊娠しているかどうかを検査します。妊娠検査薬を尿中に浸すか、尿を妊娠検査薬にかけることで、尿中に含まれるホルモンを調べます。そして、妊娠時に分泌されるホルモンが一定数以上検知できれば、陽性反応が出るのです（※1）。

（おすすめの妊娠検査薬については以下の記事も参考にしてみてください）

市販の妊娠検査薬の多くは、生理開始予定日の1週間後から使用することで、より正確な検査結果が現れます（※1）。妊娠検査薬で測定するホルモンは、着床から日を追うごとに量が増えます。そのため、使用が早いと妊娠していても結果が陰性になることがあるのです。

妊娠検査薬によっては生理予定日やそれ以前に使用できるものもあるため、妊娠検査薬の使用については説明書を読みましょう。時期が早いと、陽性でも陰性でも正しい結果が出ないことがあります。

想像妊娠・妄想妊娠では妊娠検査薬の反応は陰性です。妊娠時と似たような症状が現れることはあります。しかし、妊娠によって分泌されるホルモンは想像妊娠では分泌されていません。妊娠検査薬はホルモンを基準に陽性反応となるため、想像妊娠時に妊娠検査薬を使用しても陰性反応となるのです。

（妊娠検査薬の陰性反応については以下の記事も参考にしてみてください）

想像妊娠は、精神的なストレスやプレッシャーによって引き起こされる精神疾患の一種です。妊娠をしたいと強く望んでいる人はかかりやすくなります。それとは反対に、妊娠・出産に対して強い不安を抱いている人、妊娠・出産をしたくない人も想像妊娠しやすいです。また、周囲から妊娠に対してプレッシャーを与えられることも、想像妊娠の原因となります。

ストレスがかかると、ホルモンバランスに影響を及ぼし、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こす可能性があります。ホルモンバランスが乱れると、妊娠の初期症状に似ている症状が現れることがあるのです。また、ストレスによって生理不順を引き起こすと、妊娠したのではないかとの勘違いが生まれやすくなります。

妊娠に対して強い意識をもっていると、妊娠初期症状に近い症状がでたり、いつもと違う身体の変化に敏感になります。そのため、妊娠への思いが強かったり、ストレスが溜まっている人が想像妊娠しやすいのです。

想像妊娠・妄想妊娠の症状として現れるものには、以下のようなものが挙げられます。生理の遅れ・胸の痛み・胸の張り・子宮の痛み・吐き気・食欲不振・眠気・身体のほてり・お腹のふくらみなどです。

これらの想像妊娠の症状は、どれも妊娠初期症状として有名なものですよね。また、生理が予定通り来ないことで妊娠を判断する人も多いため、生理の遅れは想像妊娠の症状であり想像妊娠の原因でもあります。こうした症状が出ることで、さらに妊娠していると思い、症状が増える場合もあるのです。

こういった症状で妊娠が発覚したとい場合も多いのですが、それと同時に想像妊娠の症状でもあります。これらの症状だけでは、想像妊娠なのか本当に妊娠しているのか判断はあまりできません。

（妊娠超初期症状については以下の記事も参考にしてみてください）