妊娠検査薬が陽性反応だった！いつから病院に行けばいいの？

妊活中には生理の遅れやちょっとした体調の変化で「妊娠したかな？」と敏感になってしまいますよね。ドゥーテストやチェックワンなどの妊娠検査薬を買いだめして、妊娠しているのでは、と何度も検査している方も多いでしょう。妊娠検査薬について陽性反応が出る仕組みや、いつ陽性に変わるのか、そして産婦人科を訪ねるタイミングなどについて説明します。

妊娠検査薬を使う際には、尿をかけて妊娠判定を行います。尿中に含まれるhCG[ヒト絨毛性（じゅうもうせい）ゴナドトロピン]というホルモンの数値が一定値を超えると、陽性反応を示す仕組みです。このホルモンは受精卵が着床すると体内で分泌され始め、臨月まで分泌が続く重要なホルモンだといわれています。

生理予定日である妊娠4週目の尿中のhCG値は20～50mIU/mlです。市販品のチェックワンやドゥーテストなどの妊娠検査薬は、陽性と判定するhCG値の基準を50mIU/mlと設定しています。

ちなみにmlU/mlは「ミリ　インターナショナル 　ユニット　パー　ミリ　リットル」か、「ミリ　アイユー　パー　エムエル」と読みます。50mIU/mlとは１mlあたりのホルモンの量をユニットという国試単位で表したもので、ホルモンが50ミリアイユーあるということです。

（妊娠検査薬の使い方については以下の記事も参考にしてみてください）

市販品の妊娠検査薬には「生理予定日の一週間後以降に検査すること」という注意書きが見られます。これは尿中のhCG値には個人差があり、妊娠していても生理予定日では判定基準の50mIU/mlに満たない方もいるためです。生理予定日に妊娠検査薬を試して陰性になっても「妊娠していないのかな」と落ち込まず、１週間後に再検査をしてみましょう。

また、不妊治療中でhCG注射を打っている方は妊娠していないにもかかわらず陽性反応がみられる場合があります。ぬか喜びになってしまうことを避けるために、最低でも注射後１週間は妊娠検査薬を使用しないでくださいね。（※1）

市販品の妊娠検査薬は数種類販売されており「どれを使えばいいの？」と悩みがちですよね。妊活中におすすめの妊娠検査薬にはドゥーテストとチェックワンがあります。ドゥーテストは排卵日検査薬でもお馴染みですよね。どちらもhCG値の基準は50mIU/mlですが、ドゥーテストは尿をかける部分が比較的大きく判定しやすくなっています。

また、検査から時間が経つと陽性反応のラインが消えてしまう商品もあります。チェックワンは時間が経っても陽性ラインが残りやすいため、判定結果をパートナーと共有して喜びを分かち合うことができますよ。そしてドゥーテストとチェックワンはいずれも2本入りで販売されており、コスト面でもお得です。

こちらの女性は複数の妊娠検査薬を使ってみて「ドゥーテストが良い」とおすすめしていますね。続いてご説明するのは、妊娠していない女性が陽性反応だと勘違いしやすいケースについてです。こちらの体験談にも登場した「蒸発線」にも触れていきますよ。