正しい畳のカビの掃除方法は?水拭きNG?身近なもので簡単に!予防法も!
日本の家といえば和室。しかしながら畳はカビたりそのケアが難しいもの。この記事では軽度~重度とカビの程度別に対処法をそれぞれ紹介するとともに、カビてしまった畳の臭いの取り方や予防法も併せてご紹介します。カビの原因と対処法を知り、美しく綺麗な畳を維持しましょう。
昔ながらの知恵で畳のお手入れ
また、昔ながらの知恵を使うのもおすすめです。その知恵とは、お茶っ葉の出涸らしを乾かしたものを使う方法です。少し湿り気のある状態で畳の上に茶殻を放ち、それを端からほうきで掃くと細かいごみやちりが茶殻にくっつくというわけです。このような昔からの知恵を使うと、畳の掃除でも風流な気持ちになれますね。先人の知恵はそんな効果もあるようです。
お湯で拭き掃除もおすすめ
昔からの知恵でもうひとつよいとされているのが、お湯を使っての拭き掃除です。もちろん湿気は畳の大敵ですが、なんとなく畳がべたべたしたり汚れが気になる…という場合はお湯に漬けた雑巾を固く絞っての拭き掃除が簡単でおすすめです。お湯を使うことで通常よりも早く乾きやすく、また雑菌の消毒効果も期待できるからです。
畳は昔から現代まで、絶え間なく日本で愛されてきた文化です。移り行く流行を超えて変わらず愛されてきたのは、古き良き文化の畳が醸し出す風雅の魅力ゆえでしょう。昔の知恵を借りると、その趣をずっと大切にしたいという思いがわきあがりますね。掃除機などの便利な道具はあれど、あえて古くからのの知恵を使うというのもまた風流で良いものですね。
畳のカビの予防法!
ここまで、できてしまった畳のカビの取り方やカビ臭の取り方、また日常の畳のお手入れ方法についてご説明しました。では、畳を使うにおいてカビを生えさせないために心がけることはどのようなことがあるのでしょうか。この章では、簡単にできる畳のカビの予防方法についてご説明します。
湿気がこもらないように心がけよう
繰り返しご説明しましたが、畳のカビの主な原因となるのが湿気です。そのため、畳に湿気がこもらない工夫が何よりも必要です。畳のあるお部屋は積極的に換気をするように心がけましょう。また当然のことながら、畳に濡れたものを置いたり、お水をこぼすような環境にしておかないということも大切です。
今日本では換気不要の家が増えている
今日本では2003年の建築基準法の改定によって「24時間換気」という設備が導入されています。これによって窓を開けて換気をせずとも簡単に家じゅうの空気が入れ替わるというシステムなのですが、畳は湿気を含みやすい天然素材です。時々は畳を起こして空気を通してやるなどの工夫をしてあげると、カビずに長持ちする畳が維持できるでしょう。
たまには畳を干すのもおすすめ
また畳は通常1畳ずつはめこんであります。それを持ち上げてVの字に立てかけておくと、底面にも空気が通って畳を乾燥させることができるので湿気が改善できおすすめです。フローリングにはないこの手間ですが、自然素材を使う畳だからこそ呼吸するように湿気を吸うので、いきものと思いながらお手入れをしてあげましょう。
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