ツライ妊婦の頭痛の原因と対策!治し方やおすすめの市販薬も
【医師監修】妊娠中に頭痛が起きると大変ですよね。妊娠中はどうしても頭痛が起きやすくなるのですが、まずはその原因から確認していきましょう。今回は妊婦さんの頭痛の原因と、妊婦さんにおすすめの頭痛の対処法と予防法、さらに市販薬について解説します。

妊娠中はホルモンバランスの乱れが影響で血行が悪くなります。締め付けの強い服装は、血行が悪くなり身体の冷えや子宮内の環境の悪化にも繋がりますので、普段から「ゆったりとした締め付けのない服装」を心がけましょう。
ストレッチやヨガ

妊婦さんのための「マタニティストレッチ」や「マタニティヨガ」があります。身体を動かすことで身体が温まり、夜もよく眠れるようになります。不眠による頭痛も予防できますね。ストレッチやヨガの本はたくさん出版されていますし、自治体などでも「マタニティ専用のスポーツ系講座」を開いている所がありますので、ぜひチェックしてみてください。
ただし、つわりの時期は動くと吐き気がしたりポーズによっても吐き気を催すこともありますので、無理のない範囲で行いましょう。
それでも頭痛が治まらない時におすすめの市販薬

それでもどうしても頭痛が治まらず生活や仕事に支障が出てしまう場合は、お薬を飲むのも一つの治し方です。痛みにずっと耐えているのは相当なストレスですし、そのストレスも頭痛の原因となって悪循環を生んでしまいます。無理をせず医師や薬剤師に相談の上、正しく薬を飲みましょう。
頭痛が治まらない時の市薬品【安全な成分】

妊婦さんが服用しても問題ないとされている痛みに効く成分は「アセトアミノフェン」です(※4)。ただし「用法・用量」を守り、長期間の服用は絶対にしないでください。病院が休診などの特別な理由があるときのみ服用しましょう。
また「アセトアミノフェン」は他の鎮痛成分に比べて「胃にやさしい薬」ですが、つわりで吐き気が強いときや嘔吐後は胃も弱っていますので何か食べてから服用するようにしましょう。
頭痛が治まらない時の市薬品【安全な成分を含む市薬品】
「アセトアミノフェン」が主成分の市販薬には「タイレノール」「ノーシン」「ナロン錠」などがあります(※5)。それ以外の市販薬は必ず「主成分を確認」してから服用を考えましょう。「イブプロフェン」「アスピリン」「ロキソニン」といった成分は妊娠中の安全が確立されていませんので、服用は避けましょう。
また服用の際には必ず「添付の説明書」をよく読んだ上で「用法・用量」を守りましょう。
頭痛が治まらない時の市薬品【服用する際の注意点】

妊婦さんが頭痛時に飲める市販薬はありますが、薬を必要とする「頭痛が頻繁に起こる場合」や「市販薬を服用しても頭痛が治まらない」場合は、必ず早めに医師に相談をしましょう。
危険な頭痛の可能性もありますし、安全な薬を処方してくれます。また服用する前に一度産婦人科へ電話をすると、その薬を服用しても大丈夫か判断してもらえる病院もあります。自己判断ではなく、お医者さんの判断に従って服用することがなにより安全です。
リエ先生
産婦人科医
妊娠中に飲むことの出来る解熱鎮痛剤はアセトアミノフェンです。その他の成分の解熱鎮痛剤は赤ちゃんへの血流を減少させたり、動脈管と言われる血管を胎児期に閉鎖させてしまいます。市販の薬を服用する時は十分に確認しましょう。
(妊娠中のお薬については以下の記事も参考にしてみてください)
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